京都で気軽に抹茶をいただける場所はいくつかあります。
若い世代向けのカフェが増えたことで、洋風スイーツメインのお店でも抹茶がいただけるところも増えて来ました。
私がよく行くお店は京都駅八条口にある、鶴屋吉信IRODORIです。
その為、新幹線で京都に到着した際にはまず一番に立ち寄ることもあり、旅の最後に一服してから新幹線で帰路につくこともあります。
鶴屋吉信は1803年に創業した京菓子店で、東京などにもお店があります。
私が京都を訪れた際には季節の生菓子をいただくために、このIRODORIさんによく足を運んでいます。
初めて訪れたのは昨年ですが何度かお邪魔することが出来たので、その際に出会った美しい和菓子をご紹介します。
1月
『福の春(ふくのはる)』
1月の京都ではこちらをいただきました。
福寿草の花が春の訪れを告げるようすを表現した和菓子です。
きんとんの中に黄色い福寿草が鮮やかに咲いていました。
4月
『陽春譜(ようしゅんふ)』
4月はこの時期の風物詩、桜をモチーフにした和菓子をいただきました。
春の暖かさの中で、桜の花びらが舞い踊るようすが表されています。
舞い踊った桜がひらひらと水面に浮かぶ姿が目に浮かびますね。
『春麗(しゅんれい)』
同じ4月の和菓子ですが、こちらは京都駅の店舗ではなく本店でいただきました。
桜や菜の花など、春に咲く色とりどりの花を表現した和菓子です。
色鮮やかでカラフルな和菓子はまるで宝石箱のようで、食べるのが勿体無いほどでした。
8月
『宵花火(よいはなび)』
暑さ本番、8月の和菓子です。
宵の空に打ち上げられた鮮やかな花火が表現されています。
紫から水色に向かってのグラデーションが美しく、賑やかな夏祭りというよりかは夏の終わりのような儚げな雰囲気のある和菓子でした。
11月
『しののめ菊(しののめぎく)』
2022年、最後にいただいたのがこちら。
夜明けとともに明るくなっていく、空に浮かぶ東の雲がテーマだそうです。
花びらの再現が細かく流石の職人技。
淡い紫の色が夜明けを思わせる、風情のある和菓子でした。
まとめ
以上、2022の和菓子記録でした。
京都にも映える派手なスイーツ店が増えていますが、折角京都を訪れるなら歴史ある和菓子屋さんで抹茶と和菓子をいただきたいですよね。
便利なのでいつもIRODORIさんに足が向かってしまうのですが、街中の他の和菓子屋さんにも通うことが出来たら…と密かな夢を抱いています。
同じ名前の和菓子でもお店によって味見た目ともに少し違うところが、和菓子の奥深いところなのではないでしょうか。
今年の分は年末頃に投稿したいと思っています。