天正10年6月2日。
この日は、京都の本能寺で織田信長が暗殺された、「本能寺の変」が起こった日です。
(↑現在の本能寺)
毎年、信長公の命日にあたるこの6月2日には、織田家の菩提寺である京都市上京区の阿弥陀寺にて信長忌が行われます。
なかなか都合が合わず、今年こそと思って準備していたのですが、何と今年は大型台風が襲来。
遠方組は上洛を断念せざるを得ませんでした。残念。
現地では予定通り法要が行われたようですね。
信長忌の6月2日は阿弥陀寺が一般公開される貴重な日
信長忌が行われる阿弥陀寺は、通常非公開。
よって内部を拝観出来る機会はあまり無いのですが、この日には一般公開がされるためそちらを目的に足を運ばれる方も多いかもしれませんね。
本堂の拝観と寺宝にもお目に掛かることが出来るチャンスなので、確かに信長ファン以外にとっても貴重な機会なのではないでしょうか。
今年は日程が平日の金曜日でしたが、調べたところ来年は日曜日のようですので、きっと多くの方が足を運ばれることでしょう。
私も来年こそお参りさせていただきたいと思います。
これを機会に織田信長について学んでみることにしました
さて、元々今日は阿弥陀寺にお邪魔する気満々でいたので、少しでも信長公に関する知識を蓄えておこうと思い、1ヶ月ほど前から彼に関する書籍を読み始めました。
先日、信長公の異母弟である有楽斎ゆかりの正伝永源院と、現在京都文化博物館で開催中の織田有楽斎展に足を運んだこともあり、史実としての本当の織田信長を知りたいと思ったからです。
歴史について関心がある人の多くは、歴史小説や歴史マンガが好きだという方が多いのではないでしょうか。
確かにそれらを読むのは楽しいのですが、史実に沿った流れになっているとはいえ、読み手を楽しませるために考え出されたフィクションが大変多いのが現状で、読み手である私達はついそれを史実だと信じてしまいがちです。
それゆえやはり歴史上の人物の本当の姿を知るためには、創作物では信憑性が欠けてしまうわけですね。
信長公に関する書籍をご紹介します
というわけでまず、有名な『信長公記』を初めて手にとりました。
信長公の部下であった太田牛一という人が書いた本です。
日本史に特別詳しいわけでもなく、信長ファンでもない私が言うのもなんですが、過剰に信長公を褒め称えるような書き方がなされている箇所に関しては、これは事実なのだろうか?と少し違和感を覚えてしまうところではありました。
そして最近、図書館から借りてきた本がこちら。
完読するには時間が掛かりますが、内容の中で興味深いものがありましたら、こちらのブログで取り上げたいと思います。
信長公記に関して論ずる知識は私には無いのですが、私はあくまで京都にゆかりのある人物として信長公に関する書籍を読んでいます。
それゆえ京都における信長という点においては、『信長公記』の記述の中には気になるものがいくつか見受けられました。
というわけで、明日以降数日に分けてその点をこちらに投稿していこうと思います。
信長公の異母弟:織田有楽斎に関する投稿も、よろしければ合わせてご覧ください。