先日初めて大田神社に行ってきました。
大田神社は上賀茂神社の摂社で、上賀茂神社から東へ進んで行くと社家町の先、その北にあります。
GW頃になると大田神社では話題になるものがあります。
それがカキツバタの花です。
今回初めて見に行ってきました。
大田神社は上賀茂八摂社の一つ
大田神社は別名・恩多社ともいわれています。
創始年代はわかっていないようですが、上賀茂神社よりも前で、上賀茂神社が創建された後に摂社になったそうです。
上賀茂神社には、片山御子神社・新宮神社・久我神社などの摂社が8つあり、大田神社はそのうちの一つでもあります。
天然記念物のカキツバタが有名
大田神社で有名なものの一つは、初夏に咲くある花です。
境内の東側にある大田の沢では、カキツバタを見ることができます。
入苑には300円が必要です。
通常の見頃は5月中旬のようですが、今年は少し早かったようです。
私が見に行った頃(5/10)には既に枯れつつありました。
それでもまだ十分に楽しむことができました。
さいごに
藤原定家の父である藤原俊成は、この大田の沢のカキツバタを見て歌を詠みました。
このカキツバタが国の天然記念物に指定されたのは昭和になってからのことだそうですが、俊成の生きた時代、つまり平安時代には既にこの地にカキツバタが咲いていたことになりますね。
千年近く前の時代の人が見た景色を今の自分も見られるのだと思うと、このカキツバタをいつまでも見ていられそうな気分になりました。
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