さて昨日12月8日は、2024年冬の部の京都検定試験日でした。
9月のまとめ記事で今年は受験しない旨を書いたものの、受験申込ギリギリの頃に家族から「受けることに意味があるんじゃないの?」と珍しく良いことを言われました。
(いつもは1級に合格できないのはどう考えても勉強時間が足りていないからだ、と冷たく突き放されるのに)
いやいや受験しても合格しなければ意味がない、とは思ったものの、
試験を一回スキップする
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つまり毎年行うこの秋の猛勉強時間が一回分消える
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つまり知識が増えない(今年行なった読書や、京都旅行で新しく得た知識が定着しない)上に、去年までに覚えた分の復習と知識の再定着が行なえない
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つまり2025年の私は2023年の私より知識レベルが落ちる
ということで、今年一年で得た自分の知識を再確認すべく、申込締切ギリギリで受験する方向に変えました。
そもそも受けるつもりが無かったので、対策の勉強を始めたのが10月末になってしまったのですが、試験結果としてはこの短期間での自分を褒めたいほどに大健闘できたと思います。
(合格点に達していたかはまた別の問題です(笑))
悲しいことに今年新しく覚えたことや、今年拝観に出掛けて実際に目で見て覚えた情報はほとんど出なかったのですが、去年までに覚えたことが多く出題されていたので、それで少しは点を稼げました。
とはいえ、去年出題されたので富岡鉄斎は出ないだろうと高を括っていたのが痛かったです。
旧富岡鉄斎邸の内部公開も行く予定を何度も自主キャンセルしていまい、結局出かけられなかったのがアダとなってしまいました。
問題に出された画室の名前は「無量寿仏堂」だそうです。
現地へ足を運べていたら覚えていたと思うのですが…やはり実際に現地へ足を運んでおくことは大切だと思います。
もちろん出掛けた後にパンフレットなどで改めて情報を知識にしておくことも重要ですね。
旧富岡鉄斎邸がリノベーションされてから、定期的に一般公開がなされているのですが、どうやら来年1月にもまたあるようです。
気になる方は出掛けてみてください。詳細は以下です。
あとは深読みし過ぎて落とした問題が4問ぐらいありました。
時事問題の中には、こんな難しいのは出ないでしょうと一瞬目に留めただけで覚えていなかったものもありました。
この時点でかなり点を落としました。
ちなみに問1の1問目からフリーズしたのはここだけの話です(涙)
私だけのあるあるなのかもしれませんが、マニアックな知識を増やせば増やすほど、3級レベルの超基本的知識が抜け落ちていきます。
考えて考えて考えれば思い出せるのですが、ド忘れすることが多く、ちょっと一旦空欄にして、後から戻って記入しました(笑)
宴松原は大河の影響もあって、藤原道長関連でもあるし出そうだなと思っていましたが本当に出ました。
宴松原は豊楽院の北にある広いスペース、という今回の試験の例題だけの情報で覚えようとするとそこまで関心が湧かないワードですが、当時は怪奇スポットとされていたという情報を足しておいたので、個人的には非常に興味深く、宴松原であったといわれる怪奇について少し調べてみたいなと思う程度には、二度と忘れないワードになっています。
それを考えると、個人的には今回の試験は問題文が意地悪だなと感じるものが多かったです。
初期の頃に1級に合格された方のブログなどでは、とりあえず公式テキストを読み込む!何度も読み込む!それだけで合格できる!という意見を良く拝見し、そうだよな!私も(いつか)そうしよう!と思っていたのですが、もう公式テキストの熟読だけでは到底合格できない試験内容になってきましたね。
(そもそも過去の合格者の方々のテキストの熟読は、文字通りの意味ではないのかも?)
確かに答えの名称自体はテキストに書いてあることもあるのですが、テキストに書いてある通り文章が問題になるわけはなく、その一つ一つを深掘りしておかないと答えられない問題文が増えてきた気がします。
(深堀りというか現地に足を運んでさまざまなものを見ておく)
出題の仕方がストレートじゃないというか、かなりひねられている印象です。
とはいえ、村井貞勝は今年「信長公記」を読んでいたので思い出せましたし、小早川秀秋は一昨年にたまたま家康関連で勉強していたことと、黒田清輝は京都検定の対策勉強ではなく、純粋に京都の芸術について調べていたときに記憶していたので書けました。
大住院以信(日甫上人)は、「大住院」まで書けたのですがその先が書けませんでした。
初めて京都検定1級の勉強をまともに行なった一昨年は、何が出題されて何が出題されないのか全く見当がつかない状態でした。
そんなことまで出ないだろうということまで調べてテキストに書きこんだものの、去年になってある程度試験に慣れてからは、いやいやこれは出ないよ、と思って、今年もスルーしていたら、なんと今年、大住院以信が出ました。
本当に何が出るかわからない。
だからこれを覚えても無駄ということはないと改めて実感しました。
一つでも多く覚えておけば、答えられたときにとても嬉しいし、知識はどんどん増やすべきですよね。
あと京都検定、長楽館(村井吉兵衛)好き過ぎ疑惑。

ちなみに私も好きなので、出題されたら嬉しい長楽館。
その長楽館ですが、今年の10月に重文に指定がされました。
それを記念したガイドツアーが始まっているようです。(主催:長楽館)
私も利用させていただこうかなと考えていますので、気になる方はどうぞ。
重文に指定されたから出るかもとは思っていたけど、昨年も村井吉兵衛が出たし来年の出題で良くないか…?と思ってしまいました。
富岡鉄斎もそうだけれど出題傾向の偏りが凄い気が…。
何度か1級を受けてきて気付いたのは、1級に合格するには公式テキストの網羅+情報の肉付け+時事問題(特に京都市外を重点的に)+日本史の網羅を行なっておくと、安定して点が取れるのではないかということです。
問題が難しい、問題文が意地悪、もちろんそういう意見にも賛同するのですが、そういう回でも必ず合格者はいらっしゃるんですね…。
なので合格できなかったのは試験問題のせいではなく、自分の知識が足りなかったからだと私はいつも戒められています。
合格者がゼロだったら、私も問題文を非難しまくりますが(笑)
今年もまた合格は叶わなかったわけですが、悔しいという思いはありません。
なぜなら今年は1カ月半の勉強時間だったにも関わらず、去年の自分よりも成長していることが実感できたからです。
まともに1年間勉強してたら、初めて1級合格いけてたかも?思えた今回。
知識が増えていることを実感できると嬉しいですし、まだまだ知らないことがあるのもわくわくします。
まだまだ私は1級合格に相応しい知識や見分がないですし、見るべきなのに見ていないものがたくさんあり、不合格が悔しいと思える次元にいないとも思っています。
ただ確かに知識は必要ですが、何事も経験(実物を見る、感じる)がなければその知識にも厚みが出ないと思うので、私は机上での勉強よりも、現地で本物を見ることに重きを置いています。
ですから京都検定は自分で自分のレベルを知るための指標程度に思うようにしています。
さいごに
ただもし今回が私の初めての1級受験だったならば、ぼこぼこに殴られKОされて私は泣いていたと思います…
1級はもう無理、と2度と受験しなかったかも?
若者っぽくいうと今回の試験「マジできちぃ」かったです(笑)
でもただの指標ですから。
他人から見た指標ではなく、自分の自分のための指標。(これ大事)
これから沢山の知識を増やしていけばいいだけのこと。
来年も特別公開がたくさんあります。
私も来年はこれまで以上に京都に出掛けて行こうと思っています。
あと少し思ったのですが、ここ数日のブログ訪問者数がかなり増えていて、検定受験者の方の中に当ブログを見てくださった方がいたのでしょうか?
だとしたらありがとうございます。
今年は更新も少なく全くお役に立てていなかったと思いますが、来年はたくさん情報を集めていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。