縣神社は、宇治にある神社です。
すぐ近くには観光寺院の平等院などがあるため、観光客にとってはあまり目立たない存在かもしれません。
しかしながら公式ホームページによると、その創建は遅くとも平安時代末期以前に遡る古社であり、『蜻蛉日記』にも藤原道綱母が詣でたという記述があるそうです。
また「暗闇の奇祭」としても名高い、あがた祭を行なうのがこの縣神社です。
梵天渡御が有名ですね。

境内には一際大きな御神木「椋の木」がそびえ立っています。
宇治市名木百選にも選ばれており、500年以上この地を見守ってきた名木です。

周囲はかつて「あがたの森」と呼ばれていたとのこと。
その名の通り、当時、この辺りは巨木が生い茂っていたそうです。
今では京都における有名観光地エリアの一つですから、巨木が生い茂った姿は想像できませんね。

境内には「縣井」と呼ばれる井戸もあります。
平安時代以来、歌枕としてもよく使われる有名や井戸なのだそうです。
さいごに
境内が今の姿になったのはいつ頃のことなのかはわかりませんが、昔あがたの「森」であった境内は木々が生い茂っていました。
つまり、かつてこの辺りは今のように拓けた場所ではなかったわけで、平等院の南西、現在の鳳凰堂の背後は森だったということになります。
だから何だということではありますが、平等院鳳凰堂創建時の周囲の様子を知ることができたという点では、とても面白い事実だと思いました。
\いつも応援ありがとうございます!/