天満宮といえば菅原道真ですが、京都御所の近くには、徳川家康が祀られている天満宮があります。

それが霊光殿天満宮です。
霊光殿天満宮は、菅原道真と徳川家康が合祀されている珍しい天満宮で、創建自体は平安時代という歴史ある神社でもあります。
霊光殿天満宮は、菅原道真の6代後の子孫である菅原義郷という人が天皇の命により、河内国若江(現在の大阪府東大阪市)の地に創建しました。

鳥居には「天下無敵 必勝利運」の扁額が掛けられています。
扁額を目にしただけでも、参詣する前から物凄いパワーを感じられますね。
家康公ゆかりの神社ですから、てっきり家康公が関係していてこの扁額が作られたのかと思ったのですが、そうではありませんでした。
この扁額は、後宇多天皇から下賜された御宸筆を書き写したものだそうです。
時は鎌倉時代。
二度目の元寇のとき、天皇の勅命により、勝利を願って祈祷が行なわれました。
そのおかげで無事にモンゴル軍を撃破することができたのですが、その際に後宇多天皇にいただいた御宸筆が、この「天下無敵 必勝利運」なのだそうです。
元は若江の地に始まった神社ですが、戦乱の世や衰退の時を経て、現在地に落ち着いたのは1761年だそうです。

上の写真は舞殿です。
下の写真にある現在の社殿は、明治5年に近衛家の旧鎮守社から移築されたものだとのこと。

徳川家康が合祀されたのは、彼が亡くなった後だそうですが、合祀の理由は、家康公が若江家の復興に尽力したことも関係しているそうです。
現在地とは違えど、1570年には天下泰平を願い、実際に家康公が参詣もしているそうです。
さいごに
本殿の前には、天満宮といえばの牛の石像のお姿も。

学問の神様である菅原道真と、戦国武将であった徳川家康がともに祀られているのというのはなんだか不思議な気持ちになりますが、家康公は学問好きでもあったため、二人が同じ時代に生きていたら通じ合えるところもあったかもしれませんね。