さて今年は、梅の見頃が遅れているようですね。
SNSで調べてみると、例年であれば既に見頃を過ぎているような場所ですら、まだ五分・六分咲き程度だとのこと。
というわけで、今日から数日は、過去の梅鑑賞についてを、自分の備忘録も兼ねてお届けしたい思います。

今年は北野天満宮の梅もようやく見頃になっているほどの開花の遅さですが、それでもさすがに下鴨神社の方は見頃かと思いきや、こちらも見頃まではまだ数日掛かりそうです。
下鴨神社の紅梅・光琳の梅
御手洗川に掛かる輪橋のすぐ近くにあるのが、この光琳の梅です。

その光琳の作品に、国宝の『紅白梅図屏風』というものがあります。
現在は、静岡県にあるMOA美術館が所蔵しており、梅の季節にあわせて毎年2月に展示されています。
この『紅白梅図屏風』は、川を挟んで左に白梅・右に紅梅が描かれた作品なのですが、一説によると、なんと下鴨神社の梅がこの作品のモデルになっているそう。
そういうわけで、下鴨神社の梅は、現在、光琳の梅という名前で親しまれているようです。

紅梅は一本なので、花が咲いていないときはそこまで豪華な姿ではないのかな?と思ってしまうのですが、いざ満開になると、上の写真のようにとても美しい姿を見せてくれます。
写真で見るとあまり伝わらないかもしれないのですが、間近でみると結構な迫力でした。
さいごに
下鴨神社は、市内の他の梅の名所に比べると穴場だと書かれているブログなども見掛けるのですが、私が現地を訪れた時は、かなり混雑していました。
確か平日だったと思うのですが、それでも人は多かったです。
ここ数年、女性人気が高い河合神社の知名度がより上がったのか、数年前に比べると、また一段と女性の観光客が増えているように感じます。
ゆったり鑑賞したいという方は早朝に出掛けてみるとよいかもしれません。
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