立華の京都探訪帖

1200年の都を歴史・文化的視点から楽しむ旅記録 ᝰ✍︎꙳⋆

室町幕府を開いた足利尊氏の邸宅内にあった御所八幡宮

 

交通量の多い御池通に面していながら、高倉通の角にひっそりと佇む神社があります。

f:id:rikka_kyoto:20250330185736j:image

室町幕府初代将軍の足利尊氏ゆかりの神社・御所八幡宮です。

f:id:rikka_kyoto:20250303181920j:image

元々は、御池堺町西南角御所八幡町にあったそうですが、京都市内の人間ではない私にはそれがどこなのかピンと来ません。

というわけで調べてみると、御池通を挟んで向かい側のもう少し東にあったようです。

すぐ近くでした。

太平洋戦争中に現在の場所に移動したとのことです。

f:id:rikka_kyoto:20250303181925j:image

境内には、びっしりと文字が書かれた略誌が飾られていました。

 

御所八幡宮の名前の由来は、足利尊氏が自分の邸宅内(御所内)に、この神社(八幡神)を勧請したことからだそう。

f:id:rikka_kyoto:20250303181930j:image

安産のご利益があり、「虫八幡」で有名な三宅八幡宮と並び、かんの虫封じも有名で、幼児の守り神でもあります。

私の参拝中には、地元の方が何人も手を合わせに来ておられました。

 

さいごに

創建当時は、尊氏公の御所内にあったこともあり、立派な社殿があったりと境内も大きかったようです。

境内に残る灯籠と狛犬は、当時の名残だとか。

f:id:rikka_kyoto:20250303182131j:image

こじんまりとした境内ですが、末社がたくさんあるので、見どころも多いのではないかと思います。

夜になると灯籠がライトアップされるため、観光客に人気のスポットでもあるそうです。

機会があれば、私も夜にまた、出掛けてみようかと思います。

 

\いつも応援ありがとうございます!/