立華の京都探訪帖

1200年の都を歴史・文化的視点から楽しむ旅記録 ᝰ✍︎꙳⋆

まるで生きているかのよう!躍動感あふれる木彫りの龍がある瀧尾神社

 

昨年は辰年ということで、話題になっていた寺社の一つが、JR・京阪東福寺駅の近くにある瀧尾神社です。

f:id:rikka_kyoto:20250513141225j:image

本当は去年訪れるつもりだったのですが、やはり混んでいるようだったので先日ようやく出掛けて来ました。

 

元々は「武鶏社」という名前で、『源平盛衰記』にも記載があるという、歴史ある神社です。

f:id:rikka_kyoto:20250513141411j:image

現社名になったのは江戸時代のことですが、創建や由来についてはよくわかっていないそうです。

f:id:rikka_kyoto:20250513141249j:image

本殿は檜皮葺。

貴船神社の奥宮旧社殿が移築されています。

f:id:rikka_kyoto:20250513141254j:image

至る所に彫物がなされていました。

 

瀧尾神社で一番有名なのは、木彫りの龍です。

拝殿の天井にそのお姿を拝むことができます。

f:id:rikka_kyoto:20250513141305j:image

江戸時代後期の彫刻家である九山新太郎という人が作ったものだそうです。

思っていたよりも随分と立派だと思ったら、全長8メートルもあるとか。

あまりの格好良さに圧倒され、ずっと眺めていたくなってしまいました。

躍動感が凄いです。

 

祇園祭の季節になると、大丸京都で龍頭が展示されるのですが、まさか拝殿の天井から外しているとは思っていませんでした。

f:id:rikka_kyoto:20250513141834j:image

間近で見るとかなり大きく感じられました。

 

瀧尾神社は大丸百貨店創業者でもある下村家ゆかりの神社で、創業者である下村彦右衛門が行商の頃から毎朝お参りしていたそうです。

そのご利益により大丸が繁盛したとして、瀧尾神社にお参りすると、仕事運が向上・商売繁盛のご利益があるそうですよ。

 

\いつも応援ありがとうございます!/