立華の京都探訪帖

1200年の都を歴史・文化的視点から楽しむ旅記録 ᝰ✍︎꙳⋆

令和7年度「春期京都非公開文化財特別公開」宝塔寺塔頭大雲寺(2025)

 

今期の特別公開で一番印象に残っているのは、宝塔寺塔頭の大雲寺です。

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大雲寺は、法華一揆により全焼した宝塔寺再興の際に、東山の方広寺大仏殿建立で余った資材を使って、仮本堂として建てられたのが始まりだそうです。

 

 

特別公開されたもの

 

見どころ満載の境内

客殿で源氏物語図屏風を拝見しました。

今まで他ヶ所でも源氏物語図屏風を目にしたことがあるのですが、図の端に源氏香の図が描かれていることに今回初めて気が付きました。

今まで見逃していたのかもしれません。

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北山台杉の庭は中原正治氏が改修したものだそうです。

第一印象からとても良い…!と感じていたら、中原氏はなんと私が好きなあのしょうざんリゾートの庭園も造園された方だそうで、納得がいきました。

個人的に台杉の庭がとても好きなので、月見台からいつまでも眺めていたくなりました。

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茶室の宝珠庵と黙庵は近年造営されたそうですが、宝珠庵には呈茶席で、黙庵は寺宝と景色の鑑賞で入室させていただきました。

一人で狭いお茶室に入るのが初めてだったので、物凄く緊張したのですが、大変良い経験になりました。

そのおかげで、これからは積極的にお茶席に参加していきたいと思えるようになりました。

 

さいごに

大雲寺には見どころがたくさんありましたが、やはり一番印象に残っているのは庭園です。

事前情報無し出掛けたのですが、庭園が素晴らしいお寺で有名だということを帰って来てから知りました。

ガイドの方に教えていただいた、床もみじならぬ机もみじも素敵でした。

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次回の特別公開がいつになるのかはわかりませんが、ぜひまたお邪魔したいと思っています。

今回特別公開に参加されなかった方にも、次の機会にはぜひ御参拝いただきたいと思えるお寺でした。

 

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