大雲寺の向かいにある円妙院にもお邪魔してきました。

円妙院は前日ご紹介した瀧尾神社と同じで、大丸百貨店創業の下村家ゆかりの寺院です。
\瀧尾神社については以下をどうぞ/
円妙院は下村家の菩提寺で、今回は下村家が寄進した寺宝が特別公開されました。
特別公開されたもの

本堂内には見慣れない段差があり不思議に思いましたが、かつて上段の間は下村家以外は立ち入れなかったそうです。
大丸下村家の菩提寺に伝わる寺宝
ガイドの方に案内していただき、寺宝をいくつか拝見しました。
特に気になったのは、下村家6代目の奥様が寄進した袈裟と、石田夕汀の屏風です。
袈裟は色合いなどその姿が本当に美しく、確か菊の御紋と下村家の家紋が描かれている点が興味深かったです。
伝伊藤若冲筆杉戸絵「鶏図」
受付後に本堂に入りました。
入ってすぐ左の杉戸が、伊藤若冲が描いたと伝わるものになっていました。
細見美術館や福田美術館などで若冲の作品はいくつか目にしたことがありますが、杉戸に描かれたものは初めて見たような気がします。
さいごに
これにて令和7年度の春期特別公開の参加記録は終了です。
今回初めて訪れる場所ばかりだったので、参拝できて本当に良かったです。

特に塔頭寺院は通常非公開、公開されても数年に一度あるかないかのところが多いので、宝塔寺の塔頭2つにお邪魔することができて大変勉強になりました。
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