立華の京都探訪帖

1200年の都を歴史・文化的視点から楽しむ旅記録 ᝰ✍︎꙳⋆

大徳寺塔頭・真珠庵にある紫式部の産湯井戸

 

大徳寺塔頭の真珠庵は通常非公開の寺院ですが、数年に一度特別公開があります。

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大河ドラマの影響もあって、一昨年ぐらいから源氏物語紫式部関連の場所を巡ってはいるのですが、常時見学できるわけではない場所もいくつかあります。

 

その一つが真珠庵にあるという紫式部の産湯井戸でした。

 

前々回の真珠庵の特別公開の際にはその件を知らずに拝観してしまったため、完全に見逃してしまったのですが(説明されたかどうか記憶にないこともあり)、前回の特別公開ではほぼそれを目当てに出掛けて来ました。

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これが紫式部の産湯に使われたという井戸です。

方丈から書院である通僊院に向かう途中にあります。

手前には村田珠光遺愛の手水鉢もありました。

 

紫式部大徳寺のある紫野で生まれ育ったと伝わっており、現在は大徳寺塔頭の一つでもある雲林院で彼女の母親が安産祈願をしたともいわれています。

そもそも現在大徳寺がある場所は、元々その雲林院(最盛期には敷地が220メートル四方もあった淳和天皇離宮)の境内でした。

それゆえ、雲林院で安産祈願をしたという彼女の母親が、その境内にある真珠庵の井戸を紫式部の産湯に使ったというのも納得がいきますね。

 

井戸は現在も涸れてはおらず、地下水が湧き出しているそうです。

平安時代の遺構は再興・復興レベルの物が多い中、今もなお生き続けている井戸があるというのは驚くべきことですね。

 

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