以前に一度京都市学校歴史博物館(旧開智小学校)について投稿しました。
この記事で訪れたときには、校舎(博物館)の上の階が耐震工事作業中だったため、歴史資料が展示されている1階以外には入ることができませんでした。
耐震工事が終了!2階と3階も見学可能に!
というわけで今回、工事のシートが外され、2階・3階の教室部分も見学できるようになった学校歴史博物館に、再度足を運んできました。
正門は、1901年に建築された高麗門。
現代の小学校では、ほぼ見ることの無い姿に驚いてしまいますね。
旧成徳小学校から移築された玄関車寄せもですが、この正門も立派な門構えで、いつ来ても魅了されてしまいます。
前回訪れた際には校舎の外観にもシートが掛けられていたので、今回初めてその全貌を拝むことができました。
企画展「潜入!学校文化の舞台裏~学校文化の歴史百科~」
今回現地へ訪れたのは、この企画展を観るためです。
当日は、午後から事前申し込み制の講演会があったようでした。
通常通り1階の展示を拝見したあと、同じ階の企画展を見て回りました。
1階には学校行事や規則など、今となっては当たり前になっている学校文化や、過去の学校文化についての展示があって面白かったです。
1階の展示を見終わったあと、上の階に向かいました。
廊下もモダンですね。
京都モダン建築祭で、旧成徳中学校の内部を見学した時のことを思い出しました。
私の出身小学校はこういう感じではなかったので、とても新鮮な風景です。
京都の方にとっては見慣れた、懐かしい姿なのでしょうね。
3月に話題になっていたのですが、昭和40年代頃の小学校の教室を再現した部屋が公開されたということで、楽しみにしていました。
その教室に入った瞬間に何とも言えない気持ちに。
昔は自分も使っていた机や道具たちすべてが小さく見え、夕陽が差し込む誰もいない放課後の教室に踏み入れたときのようなノスタルジックな想いが込み上げました。
これが今風にいうエモいという感覚なのでしょうね。
さいごに
私が観に行った企画展は既に終了していますが、現在は「春らんまん 京の学校に咲く花々の絵」という企画展が開催されています。
番組小学校の卒業生には名だたる芸術家が何人もいますが、そんな芸術家たちが描いたものや地域の人々から送られた花に関する作品が展示されるようです。
6月16日(日)まで開催されるそうなので、気になる方は是非お出かけください。