近くに寄ってみると思いの外、流れの速さに驚かされる宇治川。 かつての宇治橋は、その流れに何度も脅かされてきました。 さてその宇治川中洲にある塔の島には、石造りの十三重塔があることをご存知でしょうか。 現存する石塔の中では最大の約15メートルの高…
大覚寺には60年に一度、戊戌年にだけ公開される場所があります。 心経前殿(御影堂)の北に位置する、勅封心経殿です。 建物自体は法隆寺の夢殿を模して造られたもので、藤井厚二によって大正時代に再建されています。 前回その扉が開いたのは2018年。 60年…
古来より京都御所の産土神として崇敬されてきた下御霊神社。 その境内には、垂加社という社があります。 祀られているのは、江戸時代の学者・山崎闇斎です。 山崎闇斎は京都の生まれで一度仏門に入ったものの、還俗し、朱子学を学んだ人です。 のちに儒学や…
大覚寺の大沢池エリアには見どころがたくさんありますが、その一つが「津崎村岡碑」です。 大沢池エリアの入口・大沢門を入ってすぐの右手にあります。 津崎村岡というのは、幕末の勤王家・津崎矩子のことです。 尊王家の公家である近衛忠煕に仕えた人でもあ…
「京のへそ石」と言えば六角堂が有名ですが、京都御苑内にも同じく「御所のへそ石」と呼ばれるものがあります。 場所は白雲神社です。 白雲神社は西園寺家の屋敷跡にある神社です。 へそ石があるのは本殿の裏手なので、見逃してしまっている方も多いかもしれ…
宇治は『源氏物語』の最終章、宇治十帖の舞台です。 宇治にある三室戸寺もゆかりの地の一つで、「宇治十帖の古跡」があります。 「浮舟の古跡」です。 宇治十帖には3人のヒロインが登場しますが、浮舟はそのうちの一人です。 宇治十帖の前半「橋姫」から「早…
近年は特に紫陽花の名所として有名な宇治の三室戸寺。 その境内にはあの親鸞聖人のご家族のお墓があると言われています。 親鸞聖人の父・日野有範のお墓です。 親鸞聖人は現在の京都市伏見区日野の生まれで、法界寺や日野誕生院がある近辺にて、父・日野有範…
フォトジェニックな要素として、今では神社仏閣に拝観客を呼ぶための要素の一つにもなっている花手水。 一時期の大ブームに比べると、既にその勢いは落ち着いている印象があります。 私が京都旅行の際によく花手水を目にするようになったのは、コロナ禍以降…
先日、一昨年できたばかりの藤原定子の二条宮碑建立について投稿しました。 \記事はこちら!/ そちらを記念したメニューが、お隣の茶寮・然花抄院に登場しています。 \然花抄院についてはこちらの記事をどうぞ!/ 藤原定子碑建立記念「花蝶歌」(440円)…
昨日の投稿で、2024年に建立された藤原定子の二条宮顕彰碑について投稿しました。 続く2025年にはすぐ近くにまた別の顕彰碑ができたということで、あわせて見に行ってきました。 藤原実資の小野宮第跡です。 藤原実資といえば『小右記』。 賢人右府と称され…
大河ドラマ『光る君へ』が放送されていた2024年の後半。 平安時代に関する顕彰碑がまた一つ建てられたということで、今更ですが見に行ってきました。 一条天皇の皇后・藤原定子の住んだ邸宅「二条宮」跡を示す石碑です。 場所は室町通り沿い、先日もご紹介し…
2026年、明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 早速ですが12月分の気になる記事をリストアップしました。 今年も京都の時事にしっかり対応していきたいと思います。 12月4日 12月5日 12月12日 12月19日 12月23日 12月24…
今年も当ブログをご覧いただきまして、ありがとうございました。 早いもので京都関係のブログを始めて3年目になりますが、今年は今までで一番多くの記事を書くことができました。 それでも一年の半分もいっていないのですが、自分としては満足しています。 …
今回は私がよく行くカフェをご紹介します。 室町通にある然花抄院というお店です。 築三百年の町家を利用した店舗なのですが、虫籠窓や犬矢来など当時の外観が残されているので、建築面でも興味深いお店です。 暖簾をくぐると正面にはギャラリーへと続く通り…
2022年分から一年間のまとめを行なっている、鶴屋吉信さん(irodori)の季節の生菓子紹介。 去年は一度きりでしたが、今年は何度かお邪魔することができました。 1月 2月 5月 11月 さいごに 1月 「あらたま椿」 新年のおめでたさを紅白の椿であらわし…
京都検定頻出の大豊神社に初めて行って来ました。 大豊神社があるのは左京区、哲学の道のすぐ近くにあります。 鹿ケ谷、南禅寺一帯の氏神様でもあるそうです。 創建当初は椿ヶ峰天神と呼ばれており、すぐ背後にある椿ヶ峰の山の中にありました。 さて大豊神…
今年初めて宝塔寺に出かけて来ました。 史上初めて関白に就任した平安時代の公卿・藤原基経が、極楽寺を開創したことがその起こりです。 極楽寺は源氏物語にも登場しているそうなのですが、皆さまご存知だったでしょうか? 現在は日蓮宗ですが、当初は真言宗…
江戸時代建立で嵯峨野の顔ともいわれる仁王門が、青空に映える清凉寺。 清凉寺はみどころがたくさんある寺院ですが、最近気が付いたことがあります。 境内に吉井勇の歌碑があることです。 阿弥陀堂の奥にある庭地に二つの歌碑があり、そのうちの一つに吉井の…
動物を祀る神社は多くありますが、水蛇を神の使者として祀る珍しい神社があります。 瀧尾神社の境内にある、三嶋神社です。 水蛇ということですが、10月に鰻放生大祭というお祭りがあるので、水蛇=「鰻」と考えて良さそうです。 当社の起こりは、後白河天皇…
京都御苑の北東、つまり同志社大学の東側には、かつて相国寺の七重の塔があったといわれています。 建立したのは足利将軍3代義満です。 現在、相国寺はこの地よりもう少し北西に存在していますが、こちらには住宅街が広がっており、それもあって発掘調査は進…
久しぶりに文博の特別展に行ってきました。 「世界遺産 縄文」展。 今回の特別展では、2021年に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の出土品や東北の縄文文化が紹介されていました。 感想 縄文時代について私には日本史の教科書程度の知…
春にもお邪魔した京都御所の特別公開。 秋にも出かけてきました。 日程 見どころ 皇后宮常御殿下段の間の障壁画 衣紋装束の展示 内裏図のパネル展示 さいごに 日程 令和7年11月26日(水) ~ 30日(日) 見どころ 皇后宮常御殿下段の間の障壁画「列女伝れつじょ…
今秋、初めて渉成園のライトアップに行ってみました。 お邪魔したのは19時半頃でしたが、かなり空いていました。 他にも人は何組かいたのですが、園内が広いので感覚的にはほぼ貸切のような状態でした。 ライトアップされた印月池の景色はとても美しかったで…
今年の一大ニュースといえば、琵琶湖疏水の諸施設が国宝・重要文化財に指定されたことでしょうか。 これを記念して琵琶湖疏水記念館では、特別展「琵琶湖疏水・出発の地 ~滋賀・大津から見た琵琶湖疏水~」が開催されました。 会期は約3カ月ですが、途中で…
豊臣家の一員・豊臣秀次ゆかりの瑞泉寺。 少し前にご紹介しました。 \瑞泉寺に関する投稿はこちら!/ 知名度の高さゆえ、つい豊臣家ゆかりであることにばかり着目してしまっていたのですが、瑞泉寺は岩瀬忠震という人物にゆかりの地でもあります。 岩瀬忠…
個人的にはあまり聞き馴染みのない言葉である「民藝」。 民藝というのは「民衆的なる工芸」のことだそうです。 そんな民藝という言葉が生まれたのは1925年のこと。 つまり今年は100周年です。 それを記念して京都市京セラ美術館では、特別展「民藝誕生100年—…
久しぶりに大谷大学博物館に出かけてきました。 前回が2023年なので2年振りです。 今回のお目当ては、特別展「物語をつたえる絵とことば」です。 その名のとおり、絵巻や物語が展示されていました。 3部構成になっており、1章が「教えをつたえる物語」、2章…
今年初めて永観堂の塔頭にお邪魔してきました。 総門のすぐ左側にあるお寺・智福院です。 そもそも永観堂に塔頭があることを知らなかったのですが、京都新聞の記事を読んでいて初めてその存在を知りました。 智福院は普段は非公開の寺院で、秋のみ特別に公開…
本日2025年京都検定冬の部が終了いたしました。 受験された皆さまお疲れ様でございました! 私は去年に引き続き、今年も東京会場で受験してまいりました。 私が受験したのは1級なので、2級と3級はどのような問題が出たのかわからないのですが、2級がまた難し…
今月の京都検定対策のためもあって、かなり細かくチェックした結果、今月もリストが多くなってしまいました。 11月1日 11月4日 11月6日 11月7日 11月9日 11月13日 11月16日 11月17日 11月19日 11月20日 11月21日 11月22日 11月24日 11月25日 11月27日 11月28…