寺院
夏のそう京CMのロケ地になった妙心寺塔頭天球院。 通常非公開の寺院ですが、今夏、JR東海の旅先予約から期間限定の特別拝観プランが登場したため、現地へお邪魔することができました。 \詳細はこちら!/ ガイドツアー付きのプランと自由拝観のプランがあり…
引き続き、清凉寺に関する投稿です。 清凉寺といえば、光源氏のモデルの一人である源融の山荘跡であることが有名ですね。 今は清凉寺・嵯峨釈迦堂という名で呼ばれていますが、元々こちらには棲霞寺というお寺がありました。 源融の別荘である棲霞観に阿弥陀…
本日も清凉寺についての投稿です。 \昨日の投稿はこちら!/ 昨日ご紹介した嵯峨天皇・檀林皇后の宝塔のすぐ隣には、別の囲われたエリアがあり、中央には石塔が佇んでいます。 清凉寺の開山である奝然上人のお墓です。 奝然上人は平安時代中期の僧で、もと…
広い境内を持つ清凉寺。 見どころがたくさんありますが、個人的に気になったのが、本堂に向かって左手に建つ宝篋印塔です。 事前情報が無かったので現地では何気なく拝見してきたのですが、実は嵯峨天皇と檀林皇后(橘嘉智子)の宝塔だったようです。 右側は…
渡月橋や天龍寺、竹林のあたりまでは激込みの嵐山エリアですが、なぜか清涼寺のあたりまで来ると観光客がかなり減ります。 境内は広いので、建物にばかり気を取られてぼんやり歩いていると、石碑などの自然に馴染んでいるものは見逃してしまいがちです。 私…
2026年に開創1150年を迎える大覚寺。 今年の1月から3月には、東京国立博物館にて特集が組まれました。 その際には特別に作成されたという正寝殿にある「御冠の間」のレプリカが展示されたのですが、残念ながら私は参加することができませんでした。 しかしな…
先日、初めて空也堂に行って来ました。 開創は空也上人で、御本尊は空也上人の自作と言われる空也上人像です。 当初は三条櫛笥にあったそうで、それゆえに櫛笥道場、または市中道場とも呼ばれていました。 現在地に移ってきたのは、応仁の乱で焼亡したためで…
先日久しぶりに妙心寺に出掛けたのですが、その際に初めて浴室の写真を撮りました。 妙心寺の浴室は、明智光秀ゆかりの建物です。 といっても光秀の没後に建立されたので、本人が創建したり、現地に訪れたりといったことはありません。 創建したのは光秀の母…
久しぶりに真如堂に出掛けてきました。 今回の目的は、毎年7月25日に行なわれる「真如堂宝物虫払会」です。 普段は宝蔵に納められているという約200点の寺宝(仏画など)を虫干しするための行事です。 私は昼過ぎ頃の到着でしたが、皆さま暑さにも負けずで本…
夏に蓮の花が楽しめる寺院はいくつかありますが、今年はそのうちの一つにお邪魔することができました。 妙心寺の近くにある法金剛院です。 法金剛院は、通称「蓮の寺」とも呼ばれているお寺で、関西花の寺第一三番霊場にも選ばれています。 観蓮会の今年の開…
かぼちゃ供養に合わせて、鹿ケ谷の安楽寺に出掛けて来ました。 安楽寺は青もみじや秋の紅葉が有名なのでいつか参拝に行きたいと思っていたのですが、今回が初めての拝観となりました。 鹿ケ谷かぼちゃ供養は、毎年7月25日に行なわれる安楽寺の行事で、220年…
高台寺の毎夏恒例行事といえば、「百鬼夜行展」です。 何年も前から行なわれている印象はあったのですが、なんと今年で20年目だそう。 元々は、高台寺の開創400年に合わせて始まった企画なのだそうです。 今年も7月15日から会期が始まっていますが、私も過去…
方広寺大仏殿といえば、歴史好きにしてみればお馴染みの知識かもしれませんが、京都に訪れる観光客の中で、方広寺大仏殿をご存知の方はどの程度いらっしゃるのでしょうか? ちなみに私は京都検定の勉強を始めてから、その存在を知りました。 京都国立博物館…
平等院にある建物は和様(日本固有の様式)が多いですが、唯一、塔頭の浄土院に禅宗様の建築物があります。 羅漢堂です。 建立は江戸時代の寛永17年(1640年)。 毎年今の時期のみ開扉され、内部を見学することができます。 今年の開扉期間は3/24(月)~6月上…
紫陽花で有名な三室戸寺。 今年は巳年ということで宇賀神像があることでも話題になっています。 先日の京都旅行では紫陽花よりも少し前に楽しめる、つつじの花を鑑賞しに行って来ました。 上の写真の看板を見て知ったのですが、紫陽花の数よりもつつじの数の…
引き続き、平等院についての投稿です。 平等院といえば鳳凰堂。 鳳凰堂とは、いわゆる平等院の顔、テレビや雑誌などで必ず目にするあの本堂のことです。 つい鳳凰堂にばかり目が向いてしまいますが、境内には他にも見るべき場所がたくさんあります。 個人的…
水面に反射する阿弥陀堂、通称・鳳凰堂が美しい宇治の平等院。 今でこそ長閑な観光地といった印象を受ける宇治川周辺ですが、このエリアは幾度となく戦乱の地として使われてきました。 今回ご紹介するのは、平等院境内における、源平合戦の口火を切ったとさ…
最後は東本願寺です。 実は東本願寺の特別公開には初めての参加だったので、参拝接待所にお邪魔するのも初でした。 平日午後にしては少し混み合っていましたが、拝観者の流れはスムーズなので特に不満なく、存分に楽しませていただきました。 特別公開された…
次は六角堂です。 六角堂の特別公開には初めて参加しました。 六角堂は普段から日本人観光客も多いせいか、特別公開も賑わっていました。 特別公開されたもの 本堂内陣 本尊前立 伝建礼門院徳子寄進如意輪観音像 毘沙門天立像、地蔵菩薩立像 いけばな資料館 …
まずは天龍寺です。 年中観光客で賑わっている場所であるため普段はお邪魔することがほぼないのですが、今回の特別公開はどうしても参加したかったので大混雑覚悟で出掛けました。 やはり境内は混み合っていたのですが、一月ということもあって思っていたほ…
4月も初旬を過ぎ、桜が散り始める季節になりました。 桜の名所に出掛けて楽しむ方も、通学・通勤のついでに近所に咲く桜で手近に楽しむ方も、楽しみ方は様々だと思います。 春が近付くにつれて待ち遠しくなり、その季節になると当たり前に見上げてしまう桜で…
引き続き、大報恩寺についての投稿です。 大報恩寺には足利将軍ゆかりの建物があります。 北野経王堂です。 五辻通から境内に入り、参道を進むと南門があります。 そちらをくぐると目の前に本堂が見えますが、手前左にあるのがこの北野経王堂。 大報恩寺の公…
昨年「六観音菩薩像」が国宝指定された、千本釈迦堂こと大報恩寺。 しばらくは霊宝館にある、その「六観音菩薩像」が話題かと思われますが、大報恩寺の国宝は仏像だけではありません。 上の写真に写るこの本堂も、あの応仁の乱を生き抜いたという歴史ある国…
前回の下鴨神社に引き続き、今日は大覚寺の梅の花についてご紹介します。 大覚寺で梅鑑賞が楽しめるのは、大沢の池エリアです。 本堂エリアからの参拝受付(観月台のところ)を過ぎ、奥へと進んでいくと、閼伽堂の隣に宝塔前広場があります。 私はこちらで梅…
今回は、過去の振り返りの投稿です。 大徳寺の塔頭はいくつか拝観しましたが、まだまだ未訪問の場所も多いため、通年拝観や春秋の定期以外で機会がない塔頭の特別公開は、なるべく足を運びたいと思っています。 あまり特別公開がない塔頭の中でも、聚光院は…
引き続き、大徳寺の塔頭寺院についてお届けします。 大徳寺の塔頭の中で、総見院と同じく、春と秋に特別公開があるのが興臨院です。 私が以前訪れたのは秋で、昨日ご紹介した総見院拝観と同じ時期でした。 興臨院は、畠山義総という能登の守護が創建した塔頭…
京都には織田信長ゆかりの地が多くあります。 大徳寺はその一つです。 特に総見院は、信長公の一周忌にその追善菩提のため、豊臣秀吉が建立した塔頭寺院です。 信長公死後に建てられたため、生前の彼自身は全く関わりが無かったお寺ですが、本堂には信長公の…
昨日に引き続き、真如堂の庭園についてです。 真如堂には庭園が2つあります。 先にご紹介した「涅槃の庭」が有名だと思われますが、それは人気の高い枯山水庭園であり、その名の通り涅槃会にも関係があるからでしょうか。 一体どちらの方が人気があるのでし…
今年もまもなく涅槃会の時期が始まります。 昨年初めて涅槃会めぐりをしたのですが、その際に訪れた真如堂では初めて内部拝観をし、2種類のお庭を楽しみました。 最近はどこにいってもインバウンドが多いという印象を受けるものの、ほとんどは有名観光地か…
前回の京都旅行で、久しぶりに妙満寺に行って来ました。 妙満寺は、松永貞徳の「雪月花の三庭苑」の一つで、雪の庭で有名なお寺です。 しかしながら、雪が積もっているときにこのお庭を拝見する機会はかなり限られているので、京都住まいでないと、本当の雪…