新選組の歴史の中でも重要な日の一つである文久3年2月23日。
新暦の4月10日にあたります。
この日は、のちに新選組と名乗る浪士組が入京した日。
つまり彼らは桜の季節に江戸から京にやってきたわけです。
入京後、彼らは壬生に拠点を置きました。
新選組も見たであろう壬生寺の桜
壬生のエリアは新選組ゆかりの地として有名ですが、特に新選組ファンの拝観客が多いのが壬生寺なのではないかと思います。
正門は1799年に再建されたもので、現在の壬生寺では最古の建造物だとのこと。
その次に古いのは歴史資料室の向かいにある中院だそうです。
本堂は昭和に全焼してしまっていますし、現在の境内は新選組が存在した当時の壬生寺とは変わっている部分もあるかとは思います。
当時は歴史資料室も壬生塚もなかったわけですしね。
池に浮かぶ竜神像。
この場所はどの程度前からあるのでしょうか。
建物には大きな桜の装飾が。
絶対に見た?かもしれない壬生屯所旧跡・八木邸の桜
御菓子司・京都鶴屋さんの店先に咲くこの美しい桜。
見事ですよね。
新選組の隊士たちが屯所として利用した場所に咲く桜です。
彼らがこの桜を絶対に見た!とは言い切れないかもしれませんが、そうかも?と思いながらこの桜を見上げると何だか胸に込み上げるものがあります。
さいごに
のちに新選組となる浪士組が上洛したのは現在の4月上旬。
つまり桜の季節だったわけです。
昔に比べると現代は桜の見頃が早くなっているようですから、江戸時代は4月の半ば頃が見頃だったのでしょうか?
もちろん年によって多少前後するとは思いますが、もしそうだとすると、浪士組が上洛したとき、目にした満開の桜に自分たちの未来を重ねてみていたかもしれませんね。