立華の京都探訪帖

1200年の都を歴史・文化的視点から楽しむ旅記録 ᝰ✍︎꙳⋆

京の夏の旅2023②(旧前川邸・東の蔵、新徳寺)

 

前回の投稿、京の夏の旅2023①の続きです。

今回は京の夏の旅2023から、壬生エリアの特別公開についてお届けします。

 

1.旧前川邸・東の蔵
京の夏の旅では初公開となる旧前川邸・東の蔵。

京都のツアー会社や文化講座などでの特別公開はよく見掛けるような気がしますが、京都市主催の特別公開としては初めてだったのでしょうか?

特別公開の情報が発表されてから、SNS上のファンの間では随分と話題になっていたように思います。

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旧前川邸の玄関口は綾小路通に面していますが、今回の特別公開では坊城通沿いの部分が入口として使われていました。

実はこの東の蔵は、2021年夏の豪雨により屋根が崩落したことで存続の危機に陥っておりました。

そのため急遽、同年11月から2022年12月まで屋根の修繕と葺き替え工事が行われることになり、今回の特別公開は、東の蔵の修理完了後の姿を見ることが出来る貴重な機会でもあったわけです。

下の写真は東の蔵修繕期間中の様子です。

覆いがなされている部分が東の蔵です。

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今までは旧前川邸を所有(居住)されている方の自費により、何とかその姿を残すことが出来ていた東の蔵。

急を要する修繕とはいえ費用は莫大。

今回も自費での修理を検討されていたそうですが、知人の勧めにより、今回初めてクラウドファンディングの実施を決意されたそうです。

新選組ファンなら誰しも参加したいクラファンだと思うので、今後はもっと積極的に実施していただきたいですよね)

私も微力ながら参加させていただいていたのですが、なかなか修理完成記念の名板を見に出掛ける時間がなく、今回ようやくお目に掛かることができました。

このような機会もなかなか無いと思うので、新選組のファンとしてこの記念すべき東の蔵修理の企画に参加出来たことを、本当に嬉しく思います。

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東の蔵の中は写真撮影は出来ないので内部の写真はありませんが、今回の特別公開で初めて2階に上がることが出来たことは本当に感激でした。

ご覧になった方皆さま、私と同じ気持ちだったと思います。

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帰りには綾小路通から綺麗になった瓦屋根をじっくり拝見。

東の蔵の中に入って内部を見学していた時とまた違った気持ちになり、なんだかとても感慨深かったです。

 

2.新徳寺

続いて旧前川邸の南にある新徳寺です。

新徳寺も通常は非公開の寺院ですが、座禅や御朱印は機会があればいただけるという情報を、過去にネットで見たことがあります。

座禅は何かのツアーなのかな?

御朱印については令和2年初開催、京都・壬生開運招福三社寺めぐり(1月中のみ実施)の期間中には確実にいただけるようですね。

(※今後も毎年開催されるかはわかりませんので、参加の際には最新情報をご確認ください)

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新徳寺は昨年春に参加した朝日カルチャーの文化講座で一度拝観していました。

とは言え、やはり新選組ファンとしては何度でもお邪魔したいと思っていたので、今回また歴史の舞台にお目に掛かれたことが嬉しかったです。

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新徳寺についての詳しい説明は、他の方の京の夏の旅・新徳寺の拝観ブログに多く見受けられますので、私のブログでは割愛させていただきます。

とにかくこの新徳寺さんは新選組始まりの地であり、ファンにとっては聖地でもありますので、また遠くない未来にお邪魔出来たら…と願うばかりです。

 

以上、壬生エリア:旧前川邸・東の蔵、新徳寺の特別公開についてでした。

次の投稿では、島原エリア:角屋と輪違屋について書いていきますので、よろしければ引き続きご覧ください。