立華の京都探訪帖

1200年の都を歴史・文化的視点から楽しむ旅記録 ᝰ✍︎꙳⋆

2024-01-01から1年間の記事一覧

建仁寺塔頭・正伝永源院のつつじが見頃です

織田信長の弟・織田有楽斎ゆかりの正伝永源院で、つつじが見頃を迎えています。 正伝永源院については以下をどうぞ。 正伝永源院は建仁寺の塔頭寺院です。 通常は非公開の寺院で、毎年春と秋に特別公開があります。 以下、写真は昨年のものです。 つつじが楽…

過去のお花見記録(キモノフォレスト編)

ここ数日で過去のお花見記録を付けてきましたが、ようやく今日が最後になります。 今日ご紹介するのは嵐電嵐山駅・はんなりほっこりスクエアにあるキモノフォレストです。 友禅ポールの美しさが映える、桜とのコラボレーションが楽しめる! 嵐山を訪れ、キモ…

幕末の志士ゆかりの料亭・明保野亭が新たな姿に生まれ変わった!?

幕末の京都。 産寧坂には、当時の志士たちに親しまれ・密議の場でもあったといわれる料亭があります。 それが明保野亭です。 写真右側にある建物です。 (厳密には現在の建物は当時のものではなく、場所も現在地より北東にあったそうですので、その点はご注…

過去のお花見記録(岡崎エリア編)

平安神宮やインクラインのある岡崎エリアは、普段から人気の観光地ではありますが、桜の季節になるとより一層観光客の数が増えるエリアでもあります。 桜がとても綺麗なので、訪れたくなる気持ちはとてもよくわかります。 3月下旬になると、岡崎さくら回廊…

過去のお花見記録(真如堂編)

季節外れの暖かさが続き、初夏のような陽気で、あっという間に桜が散ってしまいましたが、もう少しだけ過去のお花見を振り返ります。 今日は真如堂です。 真如堂とは? 正式名称は真正極楽寺。 正真正銘の極楽の地、という意味を込めて名付けられたお寺です…

過去のお花見記録(金戒光明寺編)

昨日、新選組ゆかりの地の桜についてお届けしましたが、今日も引き続き新選組関連の場所の桜をご紹介します。 金戒光明寺です。 京都守護職の本陣・金戒光明寺 新選組のボスである松平容保は京都守護職の任に就いていました。 その本陣がこの金戒光明寺です…

過去のお花見記録(壬生寺・八木邸編)

新選組の歴史の中でも重要な日の一つである文久3年2月23日。 新暦の4月10日にあたります。 この日は、のちに新選組と名乗る浪士組が入京した日。 つまり彼らは桜の季節に江戸から京にやってきたわけです。 入京後、彼らは壬生に拠点を置きました。 新…

旧富岡鉄斎邸(現・文化と産業の交流拠点(仮称))で講演会と見学会が行われます!

2月に以下を投稿しました。 最近たまたま京都検定の公式ホームページを見ていたら、上の投稿に関連した大ニュースが! なんと今年の8月に、講演会と特別見学会が開催されるそうです。 これは嬉しいですね! 詳細は以下をご覧ください。 この旧富岡鉄斎邸が…

過去のお花見記録(二尊院編)

引き続き、今日も過去のお花見を振り返ってみたいと思います。 今回は嵐山・嵯峨野エリアです。 嵯峨野の桜の名所の一つ、二尊院 各所の桜は既に散ってはいるものの、これから見頃になる品種もあるようです。 過去に訪れた時には、総門横の桜も綺麗でした。 …

過去のお花見記録(退蔵院編)

退蔵院は、妙心寺の塔頭寺院です。 そのほとんどが非公開ですが、通年公開されている数少ない塔頭の中でも桜の名所として知られるのが、この退蔵院です。 公式サイトによると、退蔵院の桜も散り始めてはいるものの、まだ楽しめるようです。 有名な余香苑のし…

過去のお花見記録(妙満寺編)

市街地から少し離れた場所にある宝ヶ池エリア。 バスや地下鉄が通っているので決して不便ではないものの、市街地外というだけで拝観客は少なめ。 そのおかげでかなりゆっくり拝観できる妙満寺の桜を、今日はご紹介したいと思います。 雪月花の三名苑の一つ・…

過去のお花見記録(大覚寺編)

市内の桜は見頃が過ぎ、嵯峨野・嵐山エリアでも散り始めているところが大半。 そんな中でも大覚寺は、まだ見頃の場所があるようですね。 境内のどこでもお花見ができる大覚寺 大覚寺は一般拝観エリアが広いこともあり、境内の至るところでお花見ができます。…

過去のお花見記録(醍醐寺編)

本日伏見にある醍醐寺では、豊太閤花見行列が行われました。 豊太閤花見行列とは、豊臣秀吉が行った醍醐の花見にならい、毎年4月の第2日曜日に醍醐寺で行われている恒例行事です。 今年は桜の開花が遅かったので、ここ数年の中では一番桜が楽しめる花見行…

京の冬の旅2024⑤(泉涌寺舎利殿、泉涌寺別院・雲龍院)

前回の京の冬の旅の続きです。 東山エリアには何度も出掛けたことがありますが、相国寺に続き、泉涌寺には今回が初めて足を運びました。 バス停から距離があるのでつい足が遠のいてしまっていました。 当日は生憎の雨模様だったので、空いているかと思いきや…

京の冬の旅2024④(大徳寺法堂、大徳寺塔頭・龍源院)

前回の京の冬の旅の続きです。 大徳寺法堂・仏殿 大徳寺の仏殿は、昨年の春、初めて一般の立入りを解禁した重要文化財です。 昨年の特別公開の際には参加できなかったので、今回の拝観を楽しみにしていました。 以下は法堂です。 法堂の天井には、狩野探幽が…

京の冬の旅2024③(相国寺塔頭・慈雲院、光源院)

前回の京の冬の旅の続きです。 今回は相国寺塔頭の特別公開について投稿します。 訪れたのは平日でしたが、3月は大学の春休み期間中であることもあり、同志社の敷地内は静かでした。 てっきり法堂の特別公開も行われていると思っていたのですが、残念ながら…

京の冬の旅2024②(園林堂、廬山寺)

前回の京の冬の旅の続きです。 園林堂 東本願寺の飛火境内地にある渉成園、別名・枳殻邸。 朝イチで出掛けましたが人は多かったです。 園林堂へは閬風亭の中を通っていきました。 下記は閬風亭の大玄関です。 閬風亭は、明治天皇が御休息された場所としても…

京の冬の旅2024①

第58回目にあたる2024年の開催期間は、1/6(土)〜3/18(月)。 今年は、大河ドラマ『光る君へ』にちなんだ紫式部ゆかりの地や辰年に関する文化財が特別公開されました。 私が拝観出来たのは以下の8ヶ所です。 園林堂 盧山寺 相国寺塔頭・慈雲院 相…

桜の季節ならでは!かわいい春スイーツをご紹介

4月になりました。 先週末の初夏のような暖かさで、桜の蕾が一気に綻んでいる京都。 週後半は雨模様のため散ってしまう可能性も考えると、今年は見頃があっという間に終わってしまうのかもしれません。 今日は珍しく、春の京都のおすすめのグルメ(スイーツ…

2024年3月まとめ

一昨日の3月29日。 ようやく京都でも桜の開花が発表されました。 平年より3日遅い開花だったそうですね。 京都の桜の標本木は二条城にありますが、今年は久しぶりのその二条城の桜も見に行けたらと思っています。 今月はようやく今年初の上洛ができまし…

京都新聞2月分の気になる記事まとめ

別途、既に投稿済みのニュースもありますが、京都新聞2月の時事について気になるものをまとめました。 2月5日 2月7日 2月9日 2月15日 2月16日 2月27日 2月5日 四条河原町の繁華街のあたりには伊藤若冲ゆかりの寺院・宝蔵寺があります。 そ…

ついに完結!大奥2024視聴感想

毎週楽しみにしていたテレビドラマ『大奥』が、ついに最終回を迎えてしまいました。 関係者の皆さま、3ヶ月間お疲れさまでした。 (にわか)歴史ファンとして観ておかねば!という軽い気持ちで見始めたものの、1話から京都の観光名所が続々登場。 大奥は江…

平等院の観音堂が約2年間の修理工事へ!

今日たまたま平等院の公式ホームページを見ていたら、気になるお知らせを見つけました。 平等院の観音堂は老朽化のため20年近く非公開だったそうで、今回の工事は102年振りに行われるものだとのこと。 工事予定期間は今年の5月中旬から、令和8年まで…

涅槃図の特別公開2024に行って来ました

3月の京都でいつかやってみたいと思っていたことを、今年ようやくやり遂げることができました。 それは何か。 「涅槃図」巡りです。 今年は真如堂・本法寺・泉涌寺の涅槃図を見に行くことができました。 涅槃図とは? そもそも「涅槃」という言葉自体、聞き…

今は無き巨椋池の存在の大きさを教えてくれる本

最近、南山城に関する面白い本に出会ったので、今日はそちらをご紹介したいと思います。 B級京都論 南山城から視た異国京都[本/雑誌] / 東義久/著価格:1,650円(税込、送料別) (2024/3/24時点) 著者の方は南山城ご出身の方です。 南山城を紹介する本はいく…

京都に行って来ました(2024年3月)

2024年も早3ヶ月。 ようやく今年初の上洛を果たしてきました。 1月は年始の東山福めぐり、2月は三千院の大根焚き、3月は前半の町家の日に合わせて京都に出掛ける予定を立てていました。 残念ながらすべて都合が悪くなってしまっていたのですが、京の…

【情報】令和6年度「春期京都非公開文化財特別公開」の公開ヶ所ついて

まだ寒さが残る時期ではありますが、春以降の京都観光の情報がどんどん出ていますね。 主にGW期間に開催される春の特別公開の情報も、月初に発表されていました。 www.kobunka.com 公開ヶ所について 特別公開は計15ヶ所。 詳しくは上記の京都古文化保存協…

今年も北野天満宮の梅苑「花の庭」が公開中!

2月から3月にかけて見頃になる花といえば梅です。 京都にも梅の名所が数多くありますが、その中でも老若男女問わず、訪れたことがあるのは北野天満宮なのではないでしょうか。 梅の花を愛した菅原道真 北野天満宮の梅苑「花の庭」 北野天満宮の梅苑の様子 …

クリームたっぷり!分厚い生銅鑼焼が話題の朧八瑞雲堂

今回は、珍しくスイーツに関する投稿です。 早春の候とはいえ、今日は京都市内でも雪が降ったそうですね。 二月のあまりの暖かさに、今年の桜は例年よりもとんでもなく早く咲いてしまうのではないかと思ってしまっていたのですが、ここ最近は季節が逆戻りし…

二尊院には小倉餡発祥の地を示す石碑がある?

京都には何かしらの発祥の地がたくさんあります。 さすが1200年以上の間、都としてこの国の文化を創り上げてきただけあるといえるでしょう。 京都がなぜいちばんなのか (ちくま新書) [ 島田 裕巳 ]価格:880円(税込、送料無料) (2024/3/24時点) つま…