立華の京都探訪帖

1200年の都を歴史・文化的視点から楽しむ旅記録 ᝰ✍︎꙳⋆

平家ゆかりの祇王寺で季節の移り変わりを味わう

 

京都には平家ゆかりの場所が沢山あります。

 

最近の投稿でご紹介した六波羅蜜寺や清盛の別邸跡の若一神社、清盛が創建した三十三間堂等々。

清盛の娘にゆかりのある長楽寺や寂光院などもあり、全てを挙げようとすると長いリストになってしまいます。

 

今回はその中でもこれからの時期に個人的にお勧めしたい祇王寺について投稿します。

 

嵯峨野にある大覚寺塔頭祇王寺

祇王寺の名称で親しまれていますが、元々は、法然上人の弟子・良鎮が平安時代に開創した往生院というお寺です。

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明治に入ると一度廃寺となりましたが、大覚寺門跡と元京都府知事の北垣国道による再興され、その後に祇王寺と呼ばれるようになったようです。

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本堂である草庵は、北垣が嵯峨野にあった自分の別荘を寄付したものだそうです。

 

これからの時期に楽しめる、もみじのグラデーション

青もみじの緑一色に染まる時期も大変美しいのですが、個人的にはこの秋の訪れを感じさせるグラデーションが見られる時期が一番好きです。

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もみじが真っ赤に染まる秋もまた美しく、冬が訪れ、鮮やかさを失った季節のしっとりとした美しさもまた、味わいがあるのでしょうね。

 

さいごに

今回は祇王寺の自然の風景についての記事になりましたが、また別の機会に、平清盛関連の話題について別の投稿をしたいと思っています。