立華の京都探訪帖

1200年の都を歴史・文化的視点から楽しむ旅記録 ᝰ✍︎꙳⋆

壬生寺の新選組隊士等慰霊供養祭にゆる参加してきました

 

新選組ゆかりの地の一つである壬生寺では、毎年7月16日を池田屋騒動の日と定め、新選組隊士たちの慰霊を供養するお祭りが行われます。

池田屋騒動の日に供養が行われるものの、慰霊を行うのは池田屋騒動での犠牲者だけではありません。

池田屋騒動における新選組隊士の死亡者は3名ですが、壬生寺の壬生塚には、初代局長:芹沢鴨や勘定方:河合耆三郎を含む計10名の合碑と近藤勇の胸像・遺髪塔があります。

彼らを含む佐幕・勤王両志士の慰霊を行うことで、郷土の治安や平和を願うことがこの供養祭の目的でもあります。

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壬生寺、写真は過去のもの)

いつかは参加してみたいと思っていたのですが、今までなかなかご縁がありませんでした。

今年は祇園祭のために京都へ行く予定でいたので、供養祭と上洛の日程が被る良い機会だと思い、足を運んで来ました。

 

現地は大賑わい!夏の暑さにも負けない程の熱い新選組ファンたちが大集合

私は新選組が好きと言えどゆるっとしたファンに過ぎないので、様子見程度の本当に緩い感じで参加して来ました。

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壬生塚で行われる慰霊法要が昼の13時〜からだったので、東山の方で用事があったこともあり、現地には13時ちょうどぐらいの本当にギリギリの時間に辿り着きました。

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壬生寺近藤勇の胸像)

すると浅葱色の隊服を身に纏った方々の間を通って、法要を行う関係者の方々が壬生塚のある建物の中に入っていくところに遭遇しました。

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法要が行われている間は、関係者以外、壬生塚に入ることは出来ません。

法要が終わってからは、一般の参拝者も焼香が出来るそうです。

14時から本堂前で剣技奉納などのイベントが行われるのですが、法要が終わるまでは参拝者は各自フリー時間というような感じでした。

私は最後まで現地にいたわけではありませんが、どのような様子で慰霊祭が行われるのかを知りたかったので、イベントも少しだけ拝見し、今回ゆるっとでも供養祭に参加することが出来て良かったです。

 

さいごに

7月16日は祇園祭宵山でもあるので、昼間の明るいうちに会所巡りをしておきたかったこともあって、供養際には本当に僅かな時間しか参加していませんが、当日に現地を訪れていた新選組ファンの数の多さに驚かされました。

私も焼香したかったのですが、長蛇の列が出来ていたので今年は断念。

少し時間をずらして行けば、ゆっくり焼香出来るのかもしれません。

今年はこの供養祭に合わせて、新たに作られた土方歳三の胸像がお披露目されたこともあって、例年よりも混雑していたのでは無いかと思います。

2023年は新選組結成160年を記念して、各ゆかりの地にてさまざまな企画が行われています。

今年はまだまだ新選組ファンにとって熱い年になりそうですね。