京都には何かしらの発祥の地がたくさんあります。
さすが1200年以上の間、都としてこの国の文化を創り上げてきただけあるといえるでしょう。
つまりそれは挙げ始めればキリが無い程なのですが、そのうちの一つが嵯峨嵐山エリアの寺院・二尊院にあります。
(二尊院については以下の記事をどうぞ)
そもそも小倉餡ってなに?
小倉餡というのはその名のとおり、まんじゅうや餅などに使われる「あんこ」のことです。
そのあんこにも、つぶあんやこしあんなどいくつかの種類があり、そのうちの一つが小倉餡というわけです。
正直私も食べ比べてみて、すぐにその違いがわかるほど詳しいわけでもないのですが、小倉餡は大粒の小豆にこしあんを混ぜ合わせたものだとのこと。
こしあんは口当たりの滑らかな練り上げられたあんこのことですので、小豆の粒感と裏ごし後の滑らかさを同時に感じられるあんこ、と考えればわかりやすいのかもしれません。
二尊院は小倉餡発祥の地
さて本題です。
二尊院は小倉餡の発祥の地として有名ですが、そもそも小倉餡の「小倉」は、二尊院の裏山である小倉山の「小倉」から来ているといいますから、二尊院が小倉餡発祥の地であることにも頷けますね。
さいごに
巨大な観光寺院などになると、長い歴史もあり、はるか昔からその境内に甘味処を併設するところもあります。
拝観受付すぐの場所ですので、小倉餡発祥の地の石碑を拝みながら小倉餡をいただくというのは叶わない夢ですが、近くには休憩用?の椅子も設置されています。
そちらでほっと一息つきながら、しみじみと石碑を眺めるのもまた味わいがあって良いかもしれません。