最近はあまり興味が湧かないこともあって、テレビドラマを見ることが少なくなってきました。
今クールも特に興味があるものが無かったのですが、日本史好きとしてさすがに『大奥』は気になるので、とりあえず第1話を見逃し配信で見てみました。
面白かったので一気に最新話まで見てしまいました。
ストーリーも良いのですが、何せビジュアルが凄い!
第1話の序盤から京都の観光名所が続々と登場するので、その点も気になって調べてみると、全編オール京都ロケだとのことで益々関心が高まってしまいました。
というわけで、見ていてわかったロケ地をまとめてみることにしました。
(もし勘違いしている場所があったら申し訳ありません)
平安神宮の尚美館と泰平閣
序盤には、平安神宮といえばの尚美館と泰平閣のカットがありました。
倫子さまのお屋敷?としての登場だったのでしょうか。
個人的には桜の季節に訪れることをおすすめしますが、どの季節に足を運んでも、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
二尊院の紅葉の馬場
信道さまと倫子さまが別れの挨拶を交わす部分では、二尊院が使われていました。
二尊院は嵯峨野・嵐山エリアに位置しており、渡月橋を渡り、竹林の小道を北へ進んだその先にあります。
この勅使門(唐門)の前(下)に立ち、倫子さまからの文を読む信道さまのシーンも何度かありました。
そして二尊院といえばの紅葉の馬場では、二人仲睦まじく言葉を交わしていましたね。
その名の通り、紅葉が美しい場所なのですが、これからの季節は桜も楽しむことができます。
この紅葉の馬場は、柴咲コウさんが出演された大奥でも使われていたロケ地で(嵐の二宮くんが堀北真希さんを背負って歩く)、もはや大奥の撮影ではお馴染みの場所になっているのかもしれません。
東福寺の通天橋
こちらもあまりにも有名な、東福寺といえばの通天橋。
亀梨くん演じる上様が眺めたのは、通天橋からの臥雲橋でしょうか。
(上の写真は、臥雲橋から通天橋を撮影したものです)
方丈の北側もよく使われていますね。
上の写真の左側の少し出っ張った部分で撮影されるシーンが多いように思います。
(確かこの写真は通天橋から東を向いて撮影したと思います、10年近く前の記憶につき、曖昧で申し訳ありません)
大覚寺の明智門・明智陣屋、大沢池
去年現地で写真に収めていたので、すぐにわかった大覚寺の明智門。
大覚寺は刀剣ファンにも人気のお寺です。
残念ながら、一般の拝観客はこちらから中に入ることはできません。
通常の拝観入口は以下の写真の場所で、明智門の右隣にあるこの門が一般の入口ですのでご注意ください。
お品ちゃんと猿吉さんがやり取りするのは、いつもこの明智門の奥にある明智陣屋の前においてなので、今後の話でも何度か登場する場所なのでしょうね。
(明智門について知りたい方は以下をどうぞ)
そして同じ大覚寺から倫子さまが和歌を詠もうとしているシーンで登場したのは、大沢池に浮かぶ池舞台でした。
倫子様の背後には観月台と五大堂も映っていました。
随心院の本堂・庭園
第2話では、倫子さまとお品ちゃんが300人分の懐紙入れをつくることになりますが、そのシーンの中で登場したのが隋心院でした。
お庭では上様が素振りをされる側で、二人が歩いていたのはこの廊下でしょうか?
また、お知保ちゃんと上様のシーンで使われていたのは本堂でした。
この廊下を亀梨くん演じる上様が通ったわけですね。
秋の紅葉が美しい随心院では、これからの季節、梅の花を楽しむこともできます。
清凉寺の本堂と回廊
今回の大奥の撮影では、もう何度も清凉寺が登場しているようです。
清凉寺は、嵐山の渡月橋を北へ渡り、そのまま真っ直ぐ進んでいくとその突き当たりにあります。
私が清凉寺だと気付くことができたのは、第4話の代参のシーンで写真の本堂を目にした際になのですが、どうやらよく使われているのは本堂裏の回廊のようです。
第5話では、弁天堂が映っていました。
徳川家ゆかりの清凉寺が、徳川家の菩提寺である増上寺として使われているのはあえてなのでしょうが、そのことに気が付くと、歴史好きとしては非常に感慨深い気持ちになりました。
この清凉寺は、今年の大河ドラマでも話題になっている『源氏物語』ゆかりの地としても有名なお寺です。
さいごに
ドラマのロケ地で京都が使われているのを観ると、ついわくわくしてしまいます。
歴史が好きとはいえ、私のような素人にしてみれば、大奥のロケ地にはかつての江戸・東京が使われるのだろうなと思ってしまうものの(実際に使える場所があるかどうかは別として)、やはり歴史ものといえば京都が使われることが多いのですね。
これからもどんなロケ地が登場するのか、非常に楽しみです。