豊臣秀吉とその正妻ねねにゆかりのある高台寺では、年に何度かお茶会が開かれています。
その中でも一年の始めとなるのが「冬の夜の茶会 夜咄」です。
今年も1/12〜3/3の期間で開催されました。
本当はその期間中に自分の過去の体験を紹介したかったのですが、気が付いたら終わってしまっていました。
ということで今更ではあるのですが、備忘録も兼ねて過去の体験記をレポートしたいと
思います。
ロウソクの灯りの中で催される優美な茶会
この茶会には高台寺の貸切特別拝観と茶会後の点心(食事)が含まれています。
茶会が始まるのは18時からですので、茶会後には夜の静まり返った高台寺の境内を案内付きで拝観できます。
天気が良ければ、静けさの中で美しい月を堪能することもできます。
夜咄茶会の様子
会場は湖月庵(こげつあん)。
湖月庵があるのは通常拝観受付入口の先。
高台寺にはいくつか茶室があり、一般拝観客が利用できるのは、出口付近にある甘味処・雲居庵(うんごあん)だけです。
それゆえこの夜咄茶会は、一般拝観客がそれ以外の茶室に入ることが出来る貴重な機会でもあります。
茶会で出されるのは薄茶です。
一人一人、目の前で点ててくださいます。
お茶とお菓子をいただいたあとに、お道具や床の間を拝見する時間がありました。
私はお茶席初心者でしたが、作法などまったく厳しくなく、着るものも自由だったので気楽に楽しむことができました。
夜の高台寺・貸切特別拝観
お茶をいただいたあとには境内の特別拝観が始まります。
静まり返った境内を進んでいきます。
参加したのは一月だったので寒かったですが、澄んだ空気が気持ちよかったです。
ツアーのように進んでいきますが、比較的ゆっくり見学できたと思います。
茶会・特別拝観のあとにはお食事処へ移動
特別拝観の後は、高台寺のすぐそばにあるお食事処・羽柴にて点心をいただきました。
下の写真はメニューの一部です。
点心と聞いていたので軽い食事だと思っていたのですが、思っていたより品数があって食べ応えがありました。
トータルで約3時間の催しでしたが、あっという間の時間でした。
高台寺のお茶会は作法・着衣などを気にせず参加ができるものもありますので、お茶席が初めてという方にもオススメできる茶会です。
さいごに
1月や2月の京都は夜のライトアップが少ない上に、寺社の拝観時間も16時までだったりと、夏場に比べるとやることが無くなってしまう時間が早めです。
そんな時にこういった夜の時間を有効活用できる特別な催しを楽しめるのは嬉しいですよね。
気になる方は是非、来年以降に参加してみてください。
<開催日時>(2024年版)
2024年1月12日(金)~3月3日((日))の金・土・日曜
各日30名
大人・こども共通8000円