立華の京都探訪帖

1200年の都を歴史・文化的視点から楽しむ旅記録 ᝰ✍︎꙳⋆

京の夏の旅2023への参加前に、2022を振り返る

 

先週の土曜日7/8(土)から、2023年の京の夏の旅が始まっています。

既に参加したという方もいらっしゃるでしょう。

私の参加はもう少し先になるのですが、参加前に、昨年2022年に参加した際のことをまとめたいと思っていました。

先日、龍安寺の特別公開についてのみ単体で投稿していますが、今回はそれ以外に参加した拝観場所について簡単にまとめてみたいと思います。

★京の夏の旅2022:龍安寺の特別公開については↓

京の夏の旅2022の特別公開場所のうち、私が拝観したのは3か所

お邪魔したのは上記の3か所です。

龍安寺については嵐電を利用して自力で現地へ足を運んだのですが、それ以外の2か所については、京都定期観光バスのツアーを利用しました。

猛暑の京都観光におすすめ!京都定期観光バスのツアーで移動を涼しく

京都観光客の皆さんは、京都定期観光バスのツアーをご存知でしょうか?

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(写真はバス乗り場)

京都定期観光バスを利用すると、有名観光地へのツアーをはじめ、特別拝観場所をめぐるツアーやバスガイドの方々が企画されたツアーなど、さまざまな内容のツアーをバス移動で楽しむことが出来ます。

私も今まで何度か利用させていただいていますが、バスで移動が出来るのは本当に楽です。

昨年の京の夏の旅に参加したのは8月の初頭で、外に出るのが危険なレベルの暑さの日が続いていました。(夏の間はほぼ毎日とも言えますが…)

そんなわけで猛暑の中、汗をかきかき京都市内を移動する気がまるで起きなかったので、急遽バスツアーを利用させていただくことにしたのですが、これが本当に大正解でした。

移動は冷房の効いたバス、そして拝観が終わりバスに戻ればおしぼりのサービス。

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良くも悪くも同じツアーにそれほど人がいなかったので、人に塗れることもなく、本当に快適にツアーを楽しませていただきました。

今年は何とかセルフで拝観場所を巡ってみようと思っていますが、耐えられそうになければまたバスツアーの利用も検討したいと思っています。

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興味のある方は是非公式ホームページから予約してみてください。

大覚寺の霊宝館と北野天満宮の宝物殿で兄弟刀を拝見

2022年の京の夏の旅のテーマの一つは、源氏の重宝です。

ここでいう源氏の重宝というのは、昨今の刀剣ブームでも大変話題になった、北野天満宮の鬼切丸(髭切)と薄緑(膝丸)の2つの刀剣のことです。

刀剣自体は既に一度か二度お目に掛かったことはあったのですが、久しぶりにお目に掛かりたいと思ったことと、刀剣以外の宝物も拝見したいと思ったので参加を決めました。

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まず最初にバスが向かったのは大覚寺です。

大覚寺は京都駅からバスに乗ると約一時間ほど掛かります。

所要時間の目安はもっと短いのですが、なんせ市街地をひたすら通っていきますので時間帯や曜日によって所要時間の変動があります。

他にもルートはありますが、時間に余裕さえあれば、京都駅から乗車し、バスの最後部座席に座って大覚寺に到着するまで、バスに揺られながらひと眠りするのが一番安くて楽な移動手段だと思っています。(個人の意見です)

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バスツアーのデメリットは拝観の時間が決まっているため、のんびり出来ないことですね。

ただ大覚寺には何度もお邪魔していることと、今回は霊宝館と限定御朱印をいただくことだけが目的だったので、個人的には十分時間がありました。

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続いて北野天満宮です。

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大覚寺の霊宝館は自由見学でしたが、北野天満宮の宝物殿はツアー特典で担当の方の説明があり、とてもありがたかったです。

個人利用者には案内がありませんので、非常に勉強になりました。

刀剣乱舞ファンにはたまらない!髭切と膝丸をイメージした甘味

2か所への参拝のあとは、御菓子処にて限定の甘味をいただきました。

バスツアーを利用することにした一番の目的は、少しでも暑さを避け、快適に拝観を楽しむことでした。

それとは別に楽しみにしていたのは、京菓子司の亀屋良長さんにて、バスツアー限定の甘味をいただくことです。

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亀屋良長さんの看板商品に、鳥羽玉というお菓子があります。

1803年の創業当初から作られているという銘菓で、黒糖の味がするのですが、近年はまろんという名で栗の味がするものも作られています。

そちらのまろんと、ツアー限定で作っていただいたという青梅味(だったと思います)をいただきました。

栗味も美味しかったのですが、夏にいただくには青梅の方がすっきりと爽やかで、そちらの方が好みでした。

以下の写真は、お店に用意していただいたお菓子のセットの様子です。

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これは絶対に刀剣乱舞ファンにはたまらないと思います。

このお菓子の凄いところは、この二つが、今回の京の夏の旅バスツアーで拝見した大覚寺北野天満宮の2つの刀剣をイメージしたものになっていることです。

左が薄緑(膝丸)、右が鬼切丸(髭切)です。

イメージの元になっているのは、とあるゲームのキャラ設定(における色)なのですが、最中の皮もちゃんと刀剣の形をしていて、かなりのこだわりを感じました。

今までありそうで無かったタイプの、刀剣イベントとのコラボメニュー。

考えた方、本当に凄いと思います。

これはバスツアーの参加特典だったわけですが、メニュー化して店舗の甘味処でいただけるようにしたら、絶対に人気が出るだろうなと思いました。

こういうものはファンは大好きですし、今は少し刀剣ブームが落ち着いているとはいえ、まだまだ刀剣ゆかりの地目当てで京都に足を運ぶ若い女性も多いですから、是非青梅味も商品化していただきたいです。

さいごに

未だ梅雨明け宣言がされていない場所が多いものの、既に全国各地で猛暑の夏が始まっています。

というわけで、既に京都の暑さが悲惨なことになっています。

暑いときは外になど出ない方が良いのですが、どうしても出たい場合は絶対に暑さ対策が必要な時期です。

私は大丈夫、なんていう甘い考えは熱中症になったことのない人の意見であって、ましてや旅行者が旅行先に熱中症になり、体調を崩してしまえば、せっかく立てた予定が帳消しになってしまう可能性もありますので、油断は禁物です。

京都の夏が熱いことを承知の上で観光に訪れる方も多いかと思いますが、インバウンドが日々激増している今は、とにかく京都を訪れる観光客の数が多いので、人による熱気がより京都の暑さを厳しくさせているように感じます。

私も十分に対策をして京都にお邪魔したいと思っていますが、これから京の夏の旅へと出かける予定の皆さまも、十分に気をつけてお出かけになってくださいね。