前回の京の冬の旅の続きです。
東山エリアには何度も出掛けたことがありますが、相国寺に続き、泉涌寺には今回が初めて足を運びました。
バス停から距離があるのでつい足が遠のいてしまっていました。
当日は生憎の雨模様だったので、空いているかと思いきや、日曜だったせいか特に雲龍院は混雑していました。
泉涌寺舎利殿
舎利殿の特別公開で楽しみにしていたのは、天井に描かれた雲龍図です。
鳴き龍と言われる天井図だったので、ガイドの方のおすすめの位置で手を打ってみたところ、今までの天井・雲龍図の中でも一番の手応えを感じました。
ビィィィィィンという音の後にシュルシュルシュルという音がはっきりと聞こえました。
試みが上手くいくと気持ちが良いですね。
先月まで放送されていた、大奥2024のCMでも使われていた泉涌寺。
3月だったので、法堂では涅槃図の公開もされていました。
泉涌寺別院・雲龍院
雲龍院は、泉涌寺の塔頭・別院の中でも通年公開されている寺院です。
雲龍院は、バス停から向かうとすると、泉涌寺の塔頭・別院の中でも一番奥に位置するため、かなり距離があるように感じられました。
訪れた日がたまたま雨だったこともあり、なおのことそう感じられたのかもしれません。
霊明殿と石灯篭です。
霊明殿には後水尾天皇以降の皇族の位牌があり、石灯篭は徳川慶喜公が寄進されたものだそうです。
皇室と徳川幕府の関係が垣間見えるような?
その名の通り、雲龍院のさまざまなところに「龍」の姿が見受けられました。
本堂の龍華殿(りゅうげでん)では、ガイドの方の説明付きで特別公開の襖絵「双龍風雷図」を拝観。
さいごに
これで京の冬の旅2024のレポートはすべて終了です。
かなり簡潔にまとめたので気になるヶ所については、また別で投稿するかもしれません。
京都検定の対策では、塔頭や別院について学ぶことがかなりネックになっていると思います。
もちろん京都に住んでいる方や、観光の仕事についている方にしてみればなんてことはないのでしょうが、今まで京都に縁もゆかりもなく、たまに京都に旅行で出掛けていた・出掛けている人間にとっては、その名前一つを覚えることすら困難であったりもします。
覚えてその知識を身に付ける方法はただ一つ、特別公開の際に現地に訪れてみることだと私は思っています。