2023年は新選組結成160周年ということで、ゆかりの地はさまざまなイベントで盛り上がりましたね。
そんな2023年に先立ち、2022年には新選組に関する特別展が行われました。
会場は会津がある福島と京都の2ヶ所。
新選組研究において近年新たに発見された史料などから、新選組像を考え直す展覧会になっていました。
新選組記念イヤーでもあった昨年の内に、参加した京都会場の方のレポートを備忘録として投稿する予定だったのですが忘れておりました。
ということで今更ですが振り返っておきたいと思います。
感想
京都での会場は京都文化博物館。
初めて音声ガイドを利用したのですが、その理由は音声の担当をされていたのが、人気漫画・ゴールデンカムイの土方さん役でお馴染みの中田さんだったからです。
元々私の中では、中田さんと言えばピースメーカーの方の土方さんだったので、ゴールデンカムイでも土方さんの声優を担当されていると知った時は本当に驚きました。
(ピースメーカーは私に新選組を教えてくれた漫画です)
終始、土方さんに史料を説明していただけるなんて!という想いで存分に展示を楽しむことが出来ました。
2022年に新選組検定を受験したのですが、その際に新選組関係の本を沢山読んでいたこともあり、その勉強をしていなければこんなにも楽しめなかっただろうなというのが1番の感想です。
事前知識をかなり詰め込んでいたので、「これがあの時のアレか…!」と自分の頭の中で知識と照らし合わすことの出来た展示品が多く、非常に貴重な機会になりました。
東山の霊山歴史館に所蔵されている展示品も幾つか登場していました。
展示品の中で気になったのは以下のものです。
・英名録
・戦友姿絵
・七ヶ所手負場所顕ス
・永倉さんの胴衣
すべて新選組検定の勉強の過程で知った存在ですが、新選組展でまとめてお目に掛かることが出来て嬉しかったです。
・宮川信吉書簡
(伊東派切腹についての記録)
・沖田総司書簡 佐藤彦五郎宛
(元治二年三月二十一日)
・近藤勇処刑瓦版
上記はどれも人の死に関わる内容の記録ですが、実物を目にしたことで改めて史実の恐ろしさを身に沁みて感じることになりました。
グッズも盛り沢山!
新選組展に参加された方の大半は、何かしらのグッズを購入されたのではないかと思います。
私もつい買い過ぎてしまいました。
やはり一番人気だったのは、土方さんゆかりの石田散薬のケース入りのラムネでしょうか。
宮地先生の本は図書館から借りて読み、いつか自分でも買おうと思っていたのでこれもご縁とお迎えして来ました。
さいごに
私自身は3級は受験せずまだ問題自体も確認できていないのですが、テーマが新選組だということがきっかけで受験された方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回の新選組展は閉幕していますが、東山の霊山歴史館では常設展で新選組に関する資料が展示されています。
企画展でも新選組がテーマになることがありますので、新選組好きには是非オススメしたい歴史館です。
<特別展>
『新選組展2022ー史料から辿る足跡』
(2022/10/01~2022/11/27)
会場:4・3階展示室