引き続き、祇園祭関連の内容をお届けします。
八坂神社のすぐ近くに、祇園祭山鉾館という建物があります。
八坂神社から円山公園へ向かう途中にあるのですが、木々に囲まれているため正直あまり目立たない存在で、真横を通っても気が付かない方も多いかと思います。
山鉾館には祇園祭の山鉾巡行で使われる山鉾が保管されている
祇園祭山鉾館はその名の通り、山鉾巡行で実際に使われている山鉾が保管されている場所です。
この山鉾館には、祇園祭で使われる山鉾34基すべてが保管されているわけではありません。
多くはそれぞれの町内に保管されており、現在こちらで管理されているのは10基だそうです。
左から木賊山(前)、芦刈山(前)、白牙山(前)、郭巨山(前)の山鉾が保管されています。
続いて右から岩戸山(前)、孟宗山(前)、黒主山(後)。
そして右から浄妙山(後)、太子山(前)、油天神山(前)でした。
さいごに
山鉾館は、大切な山鉾を保管するための完全非公開の建物です。
元々この山鉾館の存在自体は知らなかったのですが、今春に円山公園をふらっと歩いていた際に見付けました。
それまでは祇園祭の山鉾はすべて各町内で保管されていると思い込んでいたので、この場所にそんな重要な役割を持つ建物があるとは思いもせず、見つけた時にはとても驚いたことを覚えています。
祇園祭ゆかりの八坂神社のすぐそばにこの山鉾館があるのは、当然といえるでしょうね。
祇園祭で自分を楽しませてくれるあの山鉾の存在を感じられる建物ということで、近くに足を運んだ際には何故だかいつも嬉しくなります。
今年の山鉾巡行はちらっと観覧しただけですが、そう感じられるだけでもう既に私は、随分と祇園祭の山鉾に魅了されてしまっているのかもしれません。