京都の桜も見頃を過ぎた場所が増えてきました。
遅咲きと言われる仁和寺の御室桜も既に満開を迎え、やはり平年より気温が高い日が続いたこともあって、今年の桜の開花は全国的に早かったようですね。
まだ見頃なところがあるかどうか、ネット上で桜情報を探したところ、平安神宮の神苑がまだ見頃だということを知りました。
京都を旅行される方の中には、旅程に平安神宮を組み込まれる方も多いのではないかと思います。
ですがお参りをされる方は多くいるものの、神苑の中にまで入ったことのある方は少ないのではないでしょうか?
平安神宮の神苑は通年で公開されていますが、私自身も桜の季節に一度だけ訪れたことがあります。
ちょうど見頃の時期だったこともあり桜が本当に綺麗だったので、それ以来、人に勧めたい京都の桜名所の一つになりました。
桜だけでなく、つつじや花菖蒲、紅葉など、季節折々の景色を楽しむことが出来るのがこの平安神宮の神苑です。
平安神宮の神苑はどこにある?
そもそも神苑なんて平安神宮のどこにあるの?という方もいらっしゃるかと思います。
神苑の入口はこの辺りです。
お参りをする大極殿より手前の左手、いわゆる平安神宮の入口である応天門から見て左奥にあります。
入苑料は通年で600円。
年に2回ほど無料公開の日もあります。
私が入苑した頃(春)の拝観券です。
春になると神苑内は桜の名所に
神苑の入口を通ると迎えてくれるのが八重紅枝垂桜です。
八重紅枝垂桜の見頃は4月上旬から中旬のため、今年は既に桜が散り始めている京都でもまだまだ楽しめるということですね。
八重紅枝垂桜の名所、南神苑。
京都は日本で初めて路面電車を走らせたことでも有名な場所です。
その当時の車両がここ、神苑で見られるのは驚きでもありながら、明治時代の京都の象徴でもある平安神宮に展示されていることには感動してしまいました。
可愛らしい桃色。本当に綺麗です。
東神苑まで来ると、池(栖鳳池)に浮かぶ大きな建物が見えてきます。
尚美館です。
平安神宮の貴賓館とも呼ばれています。
京都御所(仙洞御所)から移築されたもので通常内部は非公開ですが、春に行われる「紅しだれコンサート」は、この尚美館がステージになります。
稀に内部公開があるようなので、いつかご縁があるといいなと思っています。
尚美館の横の桜
春限定のおみくじも
存分に桜を堪能し神苑を出ると、おみくじを見付けました。
こちらは春限定の桜みくじです。
桜みくじと書いて、はなみくじと読むそうです。
結び木に結び付けられた姿がまるで桜のように見えると話題のおみくじです。
さいごに
神苑内をさらっと紹介しましたが、平安神宮の神苑は文学作品にも登場するほどに有名な、しだれ桜の名所となっています。
神苑は広いので大混雑のエリアよりはまだ、比較的ゆっくり楽しめると思います。
これから京都の桜を見に行く予定のある方は是非、美しいしだれ桜が有名な平安神宮の神苑に足を運んでみてはいかがでしょうか。