立華の京都探訪帖

1200年の都を歴史・文化的視点から楽しむ旅記録 ᝰ✍︎꙳⋆

建仁寺塔頭・霊源院、甘茶の庭が特別公開中

 

建仁寺塔頭の一つに、霊源院というお寺があります。

塔頭寺院は非公開のところも多く、特別公開が稀というお寺も多いのですが、こちらの霊源院は春秋など、年に数回特別公開があるため、観光客にも身近に感じられる塔頭かと思います。

 

今年も甘茶の庭が公開中

以下の様子は2022年のものです。

2022年初夏の特別公開は、天井画「墨龍図」と甘茶の庭「鶴鳴九皐」の完成を記念した特別公開でした。

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じりじりと日差しが照りつける中、足を運んだのですが、本堂内に入ると吹き抜ける風のおかげもあってか涼しく感じられました。

 

本堂から東の庭を眺めると時間の流れがゆったり感じられる

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2022年に訪れた際には甘茶のシーズンが終わってしまっていたので、枯山水庭園をゆっくり拝見。

色鮮やかな緑が眩しく、その美しさに休憩も兼ねて、しばしの間のんびりさせていただきました。

霊源院には茶室も2つあります。

天井龍の鑑賞については寝転がって眺めることを推奨されたので、お言葉に甘えて下からじっくりと鑑賞。

とっても素敵な龍でした。

ガイドの方の案内付きで、織田信長直筆のサインがある書状を説明付きで見せていただくこともできました。

 

霊源院は御朱印の種類も豊富

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甘茶の花が描かれた、2022年初夏の御朱印

切り絵御朱印などもあり、どちらをいただこうか迷ってしまいました。

また拝観の度に一つずつ拝受させていただこうと思います。

 

さいごに

霊源院は一休さんや、戦国武将:今川義元にもゆかりのあるお寺です。

そのことを頭に入れたうえで再度拝観にいくと、また違ったものが見えてくるかもしれません。

今年こそ甘茶の花鑑賞を楽しみに、また足を運ぼうかと思っています。