立華の京都探訪帖

1200年の都を歴史・文化的視点から楽しむ旅記録 ᝰ✍︎꙳⋆

閻魔さまの大斎日に閻魔詣!六道珍皇寺の夏季ゑんま詣

 

7月の三連休中。

ある場所にお邪魔してきました。

 

小野篁六道まいりといえば何処でしょう。

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皆さまもご存知の通り、六道珍皇寺です。

 

特別拝観:夏季ゑんま詣に行って来ました

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年に数回行われている六道珍皇寺のゑんま詣。

今回初めてお邪魔してきました。

三連休中ではあったものの、時間帯が良かったのか境内はそこまで混雑してはいませんでした。

ただ受付を終えて中に入ると、混み合ってはいないものの、列が出来る程度には拝観客の姿が。

帰って来てから調べたところ、7月16日は「閻魔様の大斎日」といわれる大切な日だったようです。

この日はとにかく暑かったので、拝観順路の途中にある腰掛で休まれている方がたくさんいらっしゃいました。

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寺宝展に興味があったことと、通常は少し離れたところから遠目に見ることしかできない冥土通いの井戸を間近で見られるということで、それを楽しみにお邪魔して来ました。

 

ここが冥界への入口

以前訪れた際には、扉の隙間から遠目でしかその姿を拝むことができなかった冥土通いの井戸。

いつか特別拝観の際にお邪魔して、近くでお目に掛かりたいと思っていたその願いが、今回ようやく叶いました。

写真は縁側からのものです。

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下履きをお借りして近くまで行くことは可能なのですが、写真は建物内からのみ可能ということでした。

近くまで行ってみようかとも思ったのですが、その場が少し混み合っていたことと、靴を履き替えるのも煩わしいほどの暑さに今回は断念。

いつの日か井戸を真上から覗かせていただきたいなと、また新たな楽しみが増えました。

 

限定御朱印もたくさんありました

受付を終えて建物の中に入ると、立ち尽くしている人が複数。

何事かと思ったら御朱印帳の受け取りの順番待ちをされているようでした。

閻魔さまの斎日とされる16日のみに授与される御朱印もあるとのことで、大変な人数が順番待ちされていました。

六道珍皇寺は拝観受付後、内部拝観前に御朱印帳を渡して書いていただく形式のようでした)

私がお邪魔したのは昼頃だったのですが、その頃に御朱印をお願いしてもその日の拝観受付時間内に間に合うかわからない、というような話を小耳に挟みました。

凄い人気ですね!

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私はそこまでの熱意はないので、書置きの閻魔さま御朱印をいただいて満足しました。

限定の御朱印帳(4000円)が格好良かったので欲しいなと少し思っていたのですが、またいつかご縁があればいただこうと思います。

 

さいごに

毎月16日は閻魔さまの斎日といってご縁日なのだそうです。

その中でも今回私がたまたま六道珍皇寺を訪れた7月16日は、最も大きな縁日である大斎日だったとのこと。

この大切な日に閻魔さまにお参りするとご利益があるといわれており、偶然にでもそんな重要な日にこちらにお参り出来たことを心から嬉しく思いました。

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六道珍皇寺と言えば8月の六道まいりですが、なかなかこの時期に京都にいられることがないので、今回はそのご縁も願いつつ、閻魔さまにお参り出来た良い機会でした。