立華の京都探訪帖

1200年の都を歴史・文化的視点から楽しむ旅記録 ᝰ✍︎꙳⋆

今秋は「文化財の修理見学」が熱い?!

 

今秋は文化財の修理現場を見学しませんか?という企画がちらほらと見受けられます。

もう参加済みという方もいらっしゃるでしょうか?

 

今月だけでも11日(水)の地主神社や13日(金)の石清水八幡宮の摂社、そして18日(水)の大徳寺方丈の修理現場見学が企画されています。

(詳細は以下リンク先へ)

 

大徳寺だけでいえば、昨年も修理見学会が行われました。

昨年は今年のように一日だけではなく、数日間、日程が設けられていた記憶があります。

※詳細は見付けられませんでしたが、どうやら今年も上記日程以外にも開催されるようです。

 

上記3箇所に限った話にはなりますが、今年は全ての場所で事前申込制(応募多数の場合は抽選)のため、今から申し込むことは出来ないのですが、私も予定が合えば一つは参加してみたかったなと今更ながら後悔しています。

 

11月にも修理現場公開が!

次に来月ですが、3日(金・祝)と4日(土)の二日間の日程で、妙法院の庫裏の修理現場公開があります。

庫裏というのは、簡単にいうと台所のことです。

こちらの建物は国宝にも指定されているため、修理の見学は非常に貴重な機会だと言えるでしょう。

f:id:rikka_kyoto:20231017204826j:image

修理は令和2年から始まっており、令和9年の完了を予定しているようです。

妙法院、の名を聞いてもパッと場所が思い浮かばない方も多いかと思いますが、場所を簡単にいうと、京都国立博物館の東に位置しており、目と鼻の先にあります。

智積院の隣(北)と言った方がわかりやすいでしょうか?

前にも修理現場の特別公開があったようなので、今回だけというわけではないですが、個人的には今回のこの機会に参加したかったです。

京都府教育委員会文化財保護課のホームページを見ますと、国宝や重要文化財等の保存修理工事の現場の特別公開は、平成19年度から行われているとのことでした。


さいごに

私は全く知らなかったので、修理現場の公開が随分と前から企画・実施されていたことに驚いてしまいました。

京都に住んでいれば当たり前の情報を知らずにいることに気がついた時、もっとアンテナを張り巡らさなければならないことをいつも痛感させられます。

他県在住だとしても知っている人は知っている情報ならば、私も知っておきたいです。

いろいろな京都の姿を見ることは、本当に楽しいですよね。

なかなか無い機会だと思いますし、個人的にはお金を払ってでも見学したいと思っているので、今後もまた定期的に開催されると嬉しいなと思っています。