さて京都検定まであと3日です。
結局カウントダウンをやる余裕もなく今日まで来てしまいました。
アウトプットも兼ねて溜まりに溜まっているブログネタを一つでも投稿しようかとも思ったのですが、そうは思ったものの、インプットの時間が足りなさ過ぎることに気づき、諦めました。
とはいえずっとインプット(勉強)をし続けていると脳が限界を訴えて来ることがあるので、休憩として京都に関するテレビ番組を観たりしています。
そんな中で気になったことがあったので、少し書き残しておきたいと思います。
あなたの知らない京都旅
観たのは先週放送の回なのですが、今夏行われた刀剣乱舞の歌舞伎に出演されていた演者さん達が、なぜ京都で名刀が生まれたのかを探っていくというストーリーになっていました。
私は刀剣そのものにはそこまで関心が強くないのでゆるっと番組を見ていたのですが、番組の後半で大覚寺が登場しました。
頻繁に公開されるのでお目にかかる機会は多いですね。
「膝丸」は2021年の京都検定一級の問題にも出ました(2021年京の夏の旅に髭切と同時公開、多分同時が初で話題だったから?)が、今やかなり認知されていると思うので、2023年の今では最早3級レベルの問題かもしれません。
私が番組を見ていて気になったのは大覚寺の膝丸ではなく、大覚寺の正寝殿の方です。
書院造の建物で12の部屋を持ちます。
この正寝殿、後嵯峨上皇のせい?で対立し始めてしまった南北朝を統一する際、南北朝媾和が行われたと伝わる部屋です。
室町幕府滅亡後450年の今年、京都検定に足利将軍に関する問題が出るとすると、ここもあるかもなと思って最近勉強したばかりだったので、番組に登場していてあまりのタイムリーさにびっくりしました。
いつか特別公開などで内部を拝見したいなと思っていますが、かなり貴重でしょうね…。
この正寝殿には渡辺始興の野兎図もありますので、干支問題で来年の辰ではなく今年のウサギが出るとしたら要チェックかも?
京都浪漫
京都浪漫では建仁寺が特集されていて、織田信長の弟:織田有楽斎ゆかりの正伝永源院も出ていました。
もし今年の京都検定に正伝永源院が出題されるとすると「正伝永源院」「織田有楽斎」で出るか、襖絵の「狩野山楽」でしょうか。
(「如庵」と「武野紹鴎」は去年のテーマ問題、茶室で出ましたね)
有楽斎は文博で特別展がありましたから出る可能性はかなり高いのではと思っています。
数年前に文博で承久の乱展(800年記念)をやったときには、小論文問題で後鳥羽上皇と承久の乱についてが出題されました。
でも去年「如庵」な項目で出たからもう無いかな?
さいごに
京都検定の対策をするならば、京都に関するテレビ番組を知る限り見ることが結構役に立ちます。
何故なら今、もしくはその年に話題になっているネタを取り上げてくれるからです。
その上映像が目に焼き付くので、本を開いて必死に文字の羅列を追ったり書いたりし続けるよりも、遥かに頭に残ります。
京都で観光の仕事をされている方ならば、仕事上話題のネタは網羅されていると思いますが、単なる趣味レベルで受験している人間にとっては自力での情報収集が全てですので、少しでもそういったものに触れておくと、意外に試験に役立つことがあります。
私も前にそういうことがあってから、知識を増やすためにも、知識を増やして自分の京都旅行を楽しむためにも、一つでも多くの京都関係のテレビ番組を見るようにしています。
それにしても京都検定の対策を名目に京都の歴史文化を学んでいると、知識がどんどん増えていきます。
京都検定のおかげで、京都を勉強する機会を得られているようにも思います。
ウサギに関する場所も辰(龍)に関する場所も、京都検定を受験しなければ勉強する機会が無かったわけです。
時事についても、その時に話題となった物事も、そのアニバーサリーの機会がなければ深掘りして学ぶこともないわけです。
それって全部京都検定のおかげだなと私は思うんですよね。
本人が勉強する気にさえなればいつでも勉強出来るのとは思うのですが、いつでも出来ることだからこそなかなか始められないものなので、京都検定のテーマ問題のように今年はコレ!と決めて知識を深められると自分の進歩を感じることが出来るので嬉しくなります。
試験日に向けてまだ50%くらいの準備具合なのですが、当日に100%になれば良いので日々自分のペースで楽しく勉強中です。
ただ東福寺に関する勉強をしていると先日の東福寺展に結局行けなかったことを思い出して辛い…。
問6問7あたりでは東福寺の大涅槃図繋がりで、京都の涅槃図所蔵場所が出る可能性もありかなと思っています。
問題を予想するのって物凄く楽しいですよね。
試験当日が楽しみです。
皆さまも体調管理には十分に気を付けてくださいね。